目次
1.1 ねらい
第1時で作った「わたしはだれでしょう?」をもとに、クイズ大会をすることによって、友達のことについて知る。
1.2 展 開
教師の働きかけと子供の意識
- 自分でもクイズを出してみたいな
[“クイズ大会をやろう。”]
- 僕の名前は誰が付けたでしょう
- 生まれた日の天気は何でしょう
- 体重は何キロだったでしょう
- この写真の中で僕はどれでしょう
- 私はどこで生まれたでしょう
楽しいな。友達や自分のことをもっと知りたいな。
手だてと願う子供の姿
- クイズ大会に積極的に参加し、友達のことを知りたがる子であって欲しい。
- なるべくたくさんの資料を家庭から持ってくるように、子供を誉め励ます。また家庭にも協力を依頼する。
- 楽しい雰囲気の中でゲーム大会ができるよう、絵本の部屋でクイズ大会を行う。
考察
第2時は、絵本の部屋を使ってっクイズ大会を行った。(資料.4)少しでも楽しい雰囲気の中でクイズ大会をしたい、という配慮からである。あらかじめ子供たちには、クイズの答えの証拠になるようなもの(資料)をもってくるように話してあった。これはいずれこれらの資料を使って自分の成長記録を作るときに役に立たせたいからである
また、資料の使い方にも慣れて欲しいからである。子供たちは資料として次の様なものをもってきた。
- 育児日誌
- 写真
- 生まれた日の新聞
- 母子手帳
- 赤ちゃんの頃の服
- 卒園証書
- へそのお
- 赤ちゃんの頃のおもちゃ
- 小さな頃の手形,足形
- 病院で新生児につける腕輪(足輪)
- 保育園のあゆみ
子供たちはいろいろなものを教室に持ち込んで、懐かしそうに見入っていた。また資料の交換をしてはお互いの小さい頃の様子をみていた。きっと子供たちは、自分のことや家族のことを話したくてしょうがないのだと思われる。それと同時に、友達のことや家族のことについても知りたくてしょうがないのだと思われる。ただその表現の方法を知らないだけなのではないだろうか。そこで本時ではクイズという形式を取ることによって友達の小さい頃の様子について知ることにした。45分という長い活動であったが子供たちは最後までクイズに飽きることなく、楽しい雰囲気の中で進められた。
子供たちの作ってきたクイズは、(資料.5)のとおりである。1人につき,2つの問題を作らせた。それらは大きく、
- 自分の体のこと(29枚)
- 自分に関する場所のこと(6枚)
- 自分の趣味に関すること(8枚)
の3つに分けられる。まだまだ自分が小さい頃にどんなことをしたのか、というエピソード的なものが(8枚)少ないのでこれからは、こちらのほうに目を向けていくように援助していきたい。
コメント