1 『小児科医から被災地のみんなへ 発達障害児支援のために』
レポーター:菊池信太朗
【講師プロフィール】
武田 洋子(たけだ ようこ)先生
- 小児科医。全国重症心身障害児(者)を守る会 三宿診療所長。
- 臨床経験を生かし、算数の分野では、おくれがちの子、LD児・ADHD児を医療者の力でサポートする「小児科医がつくったゆっくりさんすうプリント」シリーズ(10までのかず、20までのかず、100といくつまでのかず;小学館)を出版している。
- 教育夏まつりでは、数年にわたり、現場の先生方へ、学習と行動への具体的対応法を発信している。
【講座の概要】
震災後の子どもたちの困難を、生来性の素因、家庭環境、社会環境の3つの視点からとらえ、支援へのヒントをいただきました。また、特に困難の大きい、「発達障害」については、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、広汎性発達障害(PDD)、学習障害(LD)の基本症状や、それらの症状を抱える児童への対応方法を伺いました。
最後には、個別の相談にも、お答えして頂きました。
【授業内容】
動画とともに、下記の当日講演資料を、ご覧ください。
なお、資料の中で、参考としてあるのは、下記で紹介してありますパンフレットの、見出しとページです。ご参照下さい。
例)参考:いけない行動への対応p.17
行動のコントロールに向けて 学習との関連でp.24
添付ファイル
【講座参加者の方の感想】
発達障害について、丁寧に解説して頂き、またひとつひとつの資料がとても見やすかったため、発達障害を知るよい機会となりました。今日お聞きしたことを、これからどのように具体化していくか、吟味していく必要があると思いました。
【武田先生からのコメント】
今年は、会場全体に、祖父母の方々も多く見られ、震災後の困難の中、命をつなぐ子どもたちに、近未来の復興を託す、ご家族の熱い思いを実感しました。発達障害については、先生方は、子どもだけではなく、ご家族同士への対応にも苦慮されているようです。解決への手がかりは、先生方が、障害についての理解を得られること、その理解を周囲が共有することと思います。私自身のメッセージも、その一助となることを願います。
【編集後記】
発達障害に関する基礎的な知識を、わかりやすく解説して頂きました。資料を持ち帰り、他の教員に配るという参加者の方がいらっしゃるほど、資料もわかりやすかったと思います。
この分野が専門でない私も、発達障害について理解を深めることができました。
発達障害児への対応でお困りの方は、参考にして頂くとよいと思います。
武田洋子先生ありがとうございました。
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