世界の平和と日本の役割(社会 指導案)

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この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。添付ファイル

目次

1 課題を解決するための計画を考えてまとめる事例

単元の目標

我が国の国際交流や国際協力の様子,国際連合の働きを調べ,世界平和の大切さと我が国が 世界において重要な役割を果たしていることを考えるようにする。

教材

我が国の国際交流や国際協力の様子,国際連合の役割について学習することで,親善や理解を深め合おうとする態度や,国際理解や国際協力の精神などの地球市民としての資質や能力の育成を図ることができる。

主な学習活動 

学習活動

  • サッカーワールドカップ出場国について調べる。
  • 世界で活躍する人の話を聞く。
  • 青年海外協力隊の活動や国際協力の様子を調べ,新聞にまとめる。
  • ユニセフの活動と国際連合の働きを調べ,新聞にまとめる。
  • 世界の災害の復興や環境問題の解決のための取り組みを調べ,発表する。
  • 国際社会の中で,自分たちに何ができるか考え,計画書を書く 。

言語活動に関する指導上の留意点

  • 振り返って感想(400 字程度) にまとめさせる。
  • テーマを決めて必要な情報を選んで新聞にまとめさせるように する。
  • 自分の考えを交えて,調べたことを発表させる。

言語活動の充実の工夫 —「自分たちができること」を話し合い,計画書にまとめる—

  • 自分の考えを書く時間を十分に設定する。
  • ペア学習やグループ学習を取り入れた。
  • 自分の考えを再構成してまとめる時間を設定した。

児童の社会的な思考力・判断力を育てるためには,児童がそれぞれ自分の考えをもった上で,話合い活動を行うことが必要である。そのために,自分の考えを整理して書く時間を十分設定した。単に時間を設けるだけではなく,児童が自分自身の考えをもてる学習課題にすることや,どのように書けばよいかを 明確に示すようにした。

話合いは,自分の考えを発表して終わりではない。話合いは,自分の考えを発表して終わりではない。友達が言おうとしていることを理解しようとして聞く共感的な聞き方や, 自分の考えとの相違を整理しながら聞く聞き方を育むことに努めた。そのために,ペア学習やグループ学習を活用した。その上で,学級全体での話合いの場を設定し,多面的・総合的な見方や考え方を育てようと意図した。

また,児童の社会的な思考力・判断力を育てるためには,話合いで終わるのではなく,1単位時間の話合い後や単元が終わった後などに,自分の考えをもう一度見直し,再構成してまとめる時間を設定した。このように意図的に言語活動を位置付けることにより,思考力が高まると考えた。

本時で行った計画書は,今まで学習した国際交流や国際協力から,自分たちが実際にできることをグループで調べ,各自で まとめたものである。本校の「くすのきタイム」(総合的な学習 の時間)でも行った「ちょっとしたボランティアを皆で進める 活動」を思い起こしたり,世界中には十分な学習用具がそろわない子どもたちがいることを知ったりすることから,具体的な 方法を考え,計画書として表現することにつながった。


引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm

添付ファイル

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