瞑想読み 子どもに読む力をつける業 [第3時]

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目次

1 <意味の分からない言葉の意味調べ>

ここでは、低学年と高学年別に指導法を紹介する。前回同様、主体的な問題発見と解決を促そう。 

<低学年 1年生~3年生>

子どもが線を引いた言葉を中心に教師が教えていく 

①場面ごとに音読(斉読・指名読) して、線を引いた意味の分からない言葉の意味を調べていく。 

②「○○ページに線を引いてある意味の分からない言葉があったら言ってください」と指示する。

③子どもの質問した言葉を板書して、できるだけ分かりやすく説明していく。

  • 説明の際は、動作化・具体物の用意・絵や写真の提示など、子どもがイメージ豊かに理解できるようにしよう。
  • 他の子どもが意味を知っていたら、その子に説明をしてもらおう。子どもの言葉の方が、子どもには分かりやすいことが多いからである。

<高学年 4年生~6年生>

子どもが線を引いた意味の分からない言葉を、子どもが自分で辞書で調べる

①ノートに表を書かせ、使い方を説明する。(下記参照)

 

  • 一番上の欄に、前回の授業で線を引いた言葉を書く。
  • その下の欄に読みを書く
  • 自分で予想した意味を書いてみる
  • 一番下の欄に、辞書で調べた意味を、できるだけ小さな字で書く。

⇒以上をしっかりと優しく説明する。

②調べ方の練習

  • 子どもの線を引いた言葉を2つ取り上げて練習する。

特に「予想した意味」の所で、何人かに発表させて、具体的に理解できるようにする。

③自分で調べる。

実際に辞書で調べさせてみよう!

  • 辞書に意味が載ってない場合はそのまま空欄でよい。
  • 早く終わった子たちのために、教師の方で、調べる言葉を用意しておこう。みんなが終わるまで板書に教師が書いた新しい言葉の意味を調べさせよう。ほとんどこういった子は、ほとんどこういった子は、新しい問題には意欲的であるから、常に準備をしておいてあげよう。

④終了5分前にまとめの学習を行う。

「もうすぐ終わりますので、今調べている言葉を調べ終わったら終わりにしてください」といって、まとめの学習に入る。

  • 最後に、辞書にのってない言葉があったか子どもたちに聞く。仮に、他の子が見つけていた場合には、その子に説明させ、みんなで確認する。
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