2けたの数のひき算(算数 指導案)

1.1 2位数の減法の計算の仕方を図で表現し,表現の仕方を高める事例

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。

添付ファイル

単元の目標

 2位数同士のひき算の計算の意味が分かり,計算ができる。

本時の目標

繰り下がりのない2位数の減法計算の仕方を,数の仕組み(十進位取り記数法)に着目して考える ことができる。

本時の評価規準

【数学的な考え方】 図と式を用いて,繰り下がりのない2位数同士の減法の計算の仕方を考えている。

本時の学習活動

指導計画における本時の位置づけ(全10時間)

  • 第一次 繰り下がりのない2位数の減法の計算(4時間)
  • 第二次 繰り下がりのある2位数の減法の計算(4時間)
  • 第三次 学習内容の定着とまとめ(2時間)

【指導事例と学習指導要領との関連】

小学校学習指導要領・算数の第2学年では,内容「A数と計算」「(2)加法及び減法についての 理解を深め,それらを用いる能力を伸ばす。ア 2位数の加法及びその逆の減法の計算の仕方を考え,それらの計算が1位数などについての基本的な計算を基にしてできることを理解し,それらの 計算が確実にできること。」を示している。

算数では,具体物を用いたり,図に表したりして,考え説明することが大切である。

2位数の加法や減法の計算の仕方を考える際,ブロックを動かしたり,図をかいたり,式に表し たりして答えを出すことができるようにする。本時においては,39-15という繰り下がりのない2 位数の減法の答えを出す際,ブロックを動かしたり,図に表したり,式に表したりする。

【言語活動の充実の工夫】

よりよい表現のよさに気付くように,発表させる順序に配慮する。(*1)

図をかくことで,計算の答えを求めることができる。しかし,分かりにくい図をかくと,答えを 間違えてしまうこともある。

下の図は,39個の○を並べてかいた後,15個塗りつぶし,その後残り を数えて答えを出そうとした図である。このように考えて答えを出そうとした発想はいい。しかし, この図をかいた児童は,○の数を誤って数えてしまっていた。

本事例において,自力解決の後,全体で解決の仕方を話し合う活動を取り入れた。図Aをかいた 児童に対して図Bをかいた児童が「10のまとまりをつくった方がいいよ。」という助言をした。図A をかいた児童は,図Cのようにかき直した。図Cは,もとの39は「10が3つと9」,減数の15も「10 と5」と答えの24も「10が2つと4」となっていて図Bよりも分かりやすくなった。

しかし,この ように1個ずつ○をかく方法は,数が大きくなると大変である。その後の発表で10と1を用いたよ り簡潔な図を見たこの児童は,授業の終わりで,57-24の計算の仕方を考える類題のとき,10と1 を用いて答えを求めることができた。このように,よりよい表現があることに気付くように発表の 順番を工夫することが大切である。また,答えを求めるための表現の中で,より簡潔で分かりやすい表現で答えを求めることができるか確かめるために,類題を考えさせることも大切である。

全体での話し合い活動の中で,考えの共通性に気付かせ,本時のまとめを書かせる。(*2)

全体での話し合い活動では,上の図Cや図Dの児童だけでなく,ブロックや既習の式を使って計 算した求め方も発表させ「これらの考えに共通な考えは何か」という視点を与えた。児童はどの考 えも「位ごとに分けてひいている」ということに気付いていった。

そこで「2けたのひき算では位ごとに分けてひくとよい」ことを本時のまとめとした。この考えは次時以降の筆算につながる大事な考えである。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm

添付ファイル

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