算数GOGO(GIGAスクール用フリーソフト)~個人個人に確実に計算力を!

1 GIGAスクール用に算数GOGOをアップデートしました。


2000年から提供してきたドリル型の「算数GOGO」ですが、この度、GIGAスクール用に新しく改良版をリリースしました。フリーソフトです。ご自由にお使いください(Windows版のみです)。下記4通りのリンクからダウンロードでいます。うまくいかない場合もあるようです。一番上の「box」が一番確実かも知れません。
算数GOGO一式ダウンロード(シェアサイト「box」での共有リンク:これが一番確実かもしれません)
算数GOGO一式ダウンロード(Googleドライブでの共有リンク)
算数GOGO一式ダウンロード(dropboxドライブでの共有リンク)
算数GOGO一式ダウンロード(onedriveドライブでの共有リンク)
機能的には旧バージョンとそれ程変わりはないですが、一人一台の端末を想定して、パスワード機能をなくしました。これによってインストールの必要がなくなり、端末のフォルダ(どこでも構わない)にコピーさえすれば使えるようになりました。
1校に40台の端末だった時代には児童をコンピュータ室に連れて行かなければならない状況で何かと使うのに苦労がありましたが、GIGAスクールによる1人1台の導入によって有効な使い方ができるようになりました。元々、算数で習熟を図ることを目的としたソフトとして制作されたため、たまに長時間の使用ではなく、日々、短時間の集中学習を続ける形が効果的です。
早く課題が終わってやることがなくなってしまった子供に。休み時間などで学習が遅れがちな子供の習熟に。端末にクラス全員がログインするまでの時間に。ちょっとした隙間時間で子供を伸ばすことができる便利なアイテムです。

どの子にも、計算力を


まずは、こちらの動画をご覧ください。概要が分かると思います。
↓↓↓新バージョンの動画です。


算数GOGOは、学力のベースの一つである「算数の基礎的技術」を身につけるためのドリル型ソフトとして1999年よりチームを組んで開発が始められました。WindowsベースであればWindows95からWindows8までのOSで軽く動くソフトです。ICTが「教科学習で必ず役に立つ状況」を手軽に提供できるように設計しています。つまり、算数GOGOは着実に成果を出し、ITCに確実に適合しているため、「パソコンを導入してよかった」と実感できるソフトです。成果に関しては、下のリンク先をご覧ください。

ICTの導入で着実な成果を出す~算数GOGOの実践より

広く子ども達にこのソフトが行き渡ることを願いっています。さらに多くの教育現場で使っていただくことを目指してフリーソフトとして配布しています。

簡単な仕組みのドリル型ソフトではあるものの、丁寧なスモールステップ・豊富な問題量等、計算ドリル型算数ソフトに必要と思われる要素を盛り込むように努力してきました。活用したクラスでデータをとったところ、確かな成果をあげています(詳しくは後述します)。是非、ダウンロードしてお試しいただき、子ども達のために役立てていただければと思います。

以下、特徴・成果等、当ソフトの説明です。

ひとりひとりの子供への対応


学校にはいろいろな子供がいます。3年生で九九がまだ暗記できていない子供もいれば、もっと難しい課題を必要としている子供もいます。2002年度より施行された新学習指導要領は、基礎基本を徹底すると同時に、より難しい課題を必要とする子供への対応の必要性も謳っています。さらに2011年度より施行された新学習指導要領によって、2002年度に各学年から減らされた内容が戻っており、教科書は分厚くなりました。しかし、1クラスに最大で40人の子供がいます。。能力や発達の違いがあるひとりひとりの子供に対応して問題を提供し、全員にわかるまで教えるというのは今の学校ではたいへん難しいことです。

このソフトはそのような学校の状況でも対応できるようにと考え、「ひとりひとりの子供」の力を伸ばすことができるように作られています。また、家庭で使われる際にも、子供の能力に応じた学習を進めることができます。2002年度の教育改革に前後して、学校では習熟度別学習や複数担任制での授業、モジュール学習(短い単位時間で限定した学習を進める方法)が取り入れられてきました。算数GOGOはそれらの学習形態に利用するにはうってつけのソフトであると思います。特に、学力に遅れが目立つ子どもにとっては、大きな支援となる事と思います。

2 このソフトウエアの特徴


 算数GOGOはどんどん計算を進めていくという単純なソフトですが、子供たちが自分の能力に応じて計算力を伸ばすことができるように、次のような点に注意して作られています。

1. 個人のログファイルが残る(個別性)

学校でこのソフトを使う場合、複数の子供たちが同じコンピュータで使用することを考え、一人一人の個人の記録ファイルを残せるようにしました。個人ファイルはハードディスク、フロッピー、ネットワークと、どこに置いても読み出すことができます。ログインすると、前回の続きから問題を始めることができます。

2. 即、答え合わせ(即時性)


子供が答えを入力すると、コンピュータはすぐに正誤を判定します。これは人がやると、マンツーマンの形で子供についていなければできないことで、コンピュータであるからこそできる対応です。エンターキーを押すと間髪をいれずに正誤が判断されるために、子ども達は集中力を絶やさずに学習に取り組めます。

3. きめ細かいステップ方式(緻密性・連続性)

各学年・各単元の問題を多くのステップに分けて、繰り返し練習し、少しずつ難しい問題へ発展して学習ができるようにしています。

(例)わり算の問題

第1段階

□×5=15で穴埋め問題

第2段階

12÷3など、答えが5以下の問題

・・・401というステップです。401は10問ずつの7つの小ステップからなります。

第3段階

72÷8など、答えが大きくなるように

・・・403というステップです。

さらに、各段階でタイムアウトが設定され、所要時間がだんだん短くなっていきます。

4. 自動的に次のステップへ


ひとつのステップが終わると次のステップへ自動的に移動するように作られています。逆に、そのステップが不合格になるともう一度挑戦になるか、もうひとつ手前(場合によってはずっと前)のステップに移動するようになっています。この機能によって、より自分の力に合った課題に挑戦できるようにしました。計算力のまだついていない子供にも、計算力がついていてより高度な課題を必要とする子供にも対応ができるソフトになっています。

5. 豊富な問題数(網羅性)


1~6年生までの計算問題を中心に、豊富な問題数を用意しています。全学年のステップを間違うことなくクリアすると14000問ほどの計算練習ができることにます(実際は間違うので、もっとたくさんすることになりますが)。2年生はかけ算の練習があるので多く、4000問あまりです。学校でよく利用される市販のドリルが(20問×30ページ×6学年=3600問)だったとしてもその約4倍です。しかし、実際にやってみると、トントンと調子よく解答されて進んでいきますので、そんなに苦労をしているようには感じられません。

豊富な問題を上記のように細かくステップに分けて簡単なものから難しい問題へと練習することになりますので、十分な力がつきます。何年生のどこの問題からでも始められるので、自分に合った問題を選んで練習することができます。また、隠し問題として、「スペシャル問題」を用意しており、計算力が高い子供が挑戦できるようになっています。

6.タイムアウトの設定


学習はある程度の緊張を持って行わなければ身につきません。それぞれのステップには制限時間(タイムアウト)が設定されており、その中の問題1問ずつにも制限時間が設定されています。制限時間はステップが上がるごとに、短くなっていきます。わからない問題にいつまでも時間をかけているよりは、制限時間になって自分にあったステップで練習ができるようにと考えました。

7. シンプルなつくり


少々古いコンピュータにもインストールでき、軽く動くようにこのソフトはシンプルに設計されています。画像や動画など、ソフトの動きが遅くなる要素がないので、練習がテンポよくスピーディーに進みます。答を入力すると即正誤の判断があらわれますので、たくさんの問題をしてもそれほど負担を感じることがありません。

8. 更新されるデータ


算数GOGOのデータはEDUPEDIAサイトよりダウンロードできます。制作チームの時間的余裕も関係しますが、データは更新していきますので、時々ホームページをチェックしてみてください。データに関しても基本的には無料での配布です。

3 いろいろな方法で学習を


コンピュータで学習をするというと、大人の方々の中には抵抗を感じられる方もおられるのではないかと思います。人間的でない、思考力が育たない、目に悪い、etc・・・。確かに、コンピュータを用いての学習には気をつけなければならないことはたくさんあると思いますが、算数の学力のすべてをこのソフトだけでつけるようにというつもりで作られたわけではありません。

このソフトを使ってコンピュータで学習することも学力をつけることになるとは思いますが、紙に鉛筆で書くことも、カードを見ながら声に出すことも、具体物を使って操作することも大事なことだと思います。そろばんだって、計算力を高めるにはすばらしい道具であると思います。

また、コンピュータだけを相手にするのではなく、先生や保護者・友達といっしょに勉強することもとっても大事なことだと思います。実際に物に触れ、算数の力が必要な場面で考えたり計算したりしてこそ、本当の力がつくものだと思います。

このソフトは算数の力をつけるための手助けとして、個人の力に合わせ、繰り返し・スモールステップで、スピーディーに練習ができることを目的として作られています。このソフトさえあれば算数の力がつくと考えられてしまうことは、制作者の意図するところではありません。多様な方法を取り入れながら、子供たちの学力を伸ばしてあげてください。

4 GIGAスクールの有効なアイテムとして


GIGAスクール端末導入によって再びICT教育が熱気を帯びてきています。その一方で、文科省・大手ICT関連企業をはじめ各自治体の思惑が複雑に絡み合ってバッティングを起こした結果、思ったほどには学校のICT化が進んでいないという現実があります。「ミレニアムプロジェクト」と銘打って2000年前後には教育のICT化は「わっ」と盛り上がったものの、その後、現場の混乱とともにみんなの熱意もしぼんでいってしまった感があります。予算が十分に配当されなかった(1校に40台)ことや教員の情報活用能力が十分に向上しなかったこと等、様々な原因があったのだと思います。「GIGAスクール構想」による教育のIC化の熱気が、「ミレニアムプロジェクト」の失敗の二の舞にならないかと心配する声も上がっています。

「GIGAスクール端末の導入は子供の主体的・対話的で深い学びのためで、ドリル学習のためではない」と、ドリル的な学習に利用することに否定的な教育関係者は一定数入るかもしれません。しかしそれは間違いです。「ドリル的な学習のみに終始するのが不味い」だけで、どちらかというとドリル的なソフトは主体的対話的で深い学びを支える基本の部分を育ててくれると思います。「読み書き計算」の力は、子ども達の学力のベースであり続けると思います。より多くの子ども達に基礎的な学力を確実に定着させるために、ICTは相当な有効活用が可能であるはずです。

ところが、小学校の計算を6学年分しっかりと網羅し、安価(フリー)で、シンプルな(お遊びムードが多すぎない)ソフトは意外に見当たりません。製品版のソフトを購入しようとしても、予算上、教育委員会や学校は児童数分の全端末に取り入れることに二の足を踏むでしょう。算数GOGOはフリーであり、個別的であり、軽いソフトです。近い将来、このようなソフトはきちんと開発されて公的に導入が進んでゆくはず(べき)だと思っています。それまでのつなぎとして算数GOGOが有効に活用されることを願っています。

PS.
iPad端末やChromebook端末用またはWEB版のアプリの開発も考えていますが、体力も予算も不足しています。どなたか、援助して下さる人がおられると助かるのですが・・・

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