生活リズムを作るために ~視覚支援・ほめる・感情のコントロール

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目次

はじめに

5月になると、あるいは大きな行事が終わると、子どもたちは気がぬけます。普段の学校生活のリズム、授業のリズムになかなか戻れません。1年間のうちでも要注意の時期です。とりあえず、次の三つの方法を学校全体でやってみませんか。

どの子も、授業の流れの見通しを確実に持てる方法は

聞くことに集中するのが苦手な子にも喜ばれます。45分の授業の流れを黒板の隅に板書するのです。例えば、小学校中学年の国語です。

【①新出漢字②漢字ドリル③音読④ことばの意味調べ⑤早くできた人は読書か自由帳】

というふうに、どの子も黒板を見れば、何度でも学習の流れを確認することができます。シンプルな方法ですが、学習のリズムや学習の習慣が、早く取り戻せます

もちろん漢字ドリルの何ページなのかも、音読の範囲も、意味調べをする言葉の数は何個なのかも、添え書きしておきます。

どのクラスも、担任にほめてもらえるクラスになる方法は

リズムが取り戻せず、担任からしかられることの増える時期です。

くずれるクラスを出さないために、全職員が少しずつ助け合う(教師1人の負担はわずかな)ことで実現可能な方法です。この方法を採り入れながら学校の荒れを立て直した小中学校も、県下に何校もあります。

それは、簡単に言えば「キラッと見つけ」「よかった探し」です。

職員室の先生方の机上に「キラッと見つけ」のメモ用紙を積んでおきます。
登下校、朝自習、休み時間、掃除、など、自分の担任じゃないクラスの子がよいことをしたり、ステキな姿を見せたりしたのを見かけた時は、メモに書いて職員室の担任の机上にセロテープで貼っておきます。
名前を知らない子なら、ほめながらクラス名を聞きます。
担任以外の者が担任にほめる材料を提供するわけです。
担任はそれを教室でほめます。
担任にも担任以外にもダブルでほめられるのですから、効果抜群です。
本人の了解をとって学級通信に載せたり、連絡帳に書いてあげると、家でもほめられるかもしれない、トリプル効果も期待できます。
そのトリプル効果を確実に実現するには、電話1本で可能です。「家でも、ほめてあげてください

感情が爆発せぬように、自分でコントロールする方法は

ムカついたりキレそうになった時には、次のような方法があることを、きちんと全員の子どもに教えてあげましょう。
ストレスをためないためにも、怒りの感情をしずめたり、気持ちを落ち着かせる、こういうスキルを教えてあげるのです。

その場所から離れて、静かな場所へ移動する。

ゆっくりと大きく深呼吸をして、ぎゅっと両手をにぎって、両手に力をこめる。

自由帳や連絡帳やノートのはしっこ、紙切れなどに、自分の気持ちをなぐり書きする。

誰かに自分の気持ち(怒りそのもの・怒りの理由)を聞いてもらう。

その他、歌を歌うなど、自分に合った方法(教師間で情報交換)を試してみる。

おわりに

どんな方法であっても、学校ぐるみで取り組むことにこそ、大きな意味があると思います。
それは、
どの先生も、同じ思いで、同じこと言わはる
と、子どもたちが先生方のチームワークを感じてくれるからです。
言いかえれば、教師間で、困った時は助け合ったり、喜びやしんどさも共有し合ったりすることが、職員室の同じ職場の仲間・同僚として、支え合う結束力が高まるからでもあります。

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