子育て改革論

子育て論について初めて書きます。

実は,全くの初めてではありません。
これまでも,学校や教師という立場で,家庭教育についても書いてきたのです。

今回は,その中でも教師なら保護者の方への助言として,また親なら子どもとのかかわり方の実際として書いてみたいと思います。

その最初は,「共感する」ということです。

教師も親も大人たちは,子どもに対してすぐに質問をしたがります。
「今日学校で何があったの?」
「大丈夫?」
「宿題した?」
「何で,友達にそんなことしたの?」
などなど,例を挙げるときりがありません。

しかし,この質問ですが,実は,子どものことが分からない,分かっていないということが前提になっているのです。子どもたちは,このことに敏感です。

「お母さんは,僕のことを分かってくれない。」
「先生は,私のことを理解してくれていない。」
のように,思ってしまうのです。

また,質問は,詰問,尋問と共通の心理状況や人間関係をつくりだしてしまいます。
例えば,尋問ですが,これは警察と犯罪者の関係で行われるものです。

良く考えてみてください。
警察と犯罪者の間に,信頼関係ができますか?

以上のように質問は,大人と子どもの関係において,何にもいいことがないのです。
そのことを子どもたちは感覚的に,あるいは本能的に感じ取ってしまうのでしょう。

「別に」や「何でもない」,「(宿題)やったって!」のような答えしか返ってこないのです。まだ,答えが返ってくるのはましな方です。だんだんめんどくさくなると,答えも返ってきません。無視の状態です。

そこで,共感の言葉がけをするようにします。
「何があったの?」
と聞く代わりに,
「毎日学校に行ってると,嫌なこともあるよね」
のように,子どもが感じていることを言葉がけするのです。

このとき,当たっていても外れていても関係がありません。
当たっていれば,
「うん,そう。実は…。」
と話してくれるでしょう。外れていても,
「いや,そうじゃなくて…」
というように話してくれるのです。

また,
「宿題すんだの?」
と聞く代わりに,
「宿題すんでるよね」
と言葉をかけます。

すると,上と同じように,当たっていても外れていても,子どもは自ら話してくれたり,自ら宿題をしたりするようになります。

『質問より共感』
これが重要なことなのです。

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服部英雄

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