算数授業開き 不思議な数の計算(シリウス)

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

算数の授業開き、不思議な数の計算をして楽しい気持ちで、一年の授業を始めたい。

その1 答の予知

  1. 0123456789のカードのうち、好きな数を二つ選びなさい。
  2. 今からあなたが計算して出す答を紙に書いて用意しておきました。と、紙を伏せておく。(封筒の中に折って入れてもいい)
  3. 2つをならびかえてできる、大きい数−小さな数 を計算しなさい。(2と4なら42−24=18)
  4. 今出た答で同じように、大きな数+小さな数 を計算しなさい。(18+81=99)
  5. カードをめくってみなさい。99と書いてあるでしょう。

その2 答の透視

  1. 0123456789のうち、好きなカードを4つ選びなさい。私は目隠しをします。
  2. 大きな順、小さな順に4ケタの数を作りなさい。(2、3、6、9なら9632と2369)
  3. 大きな数−小さな数 を計算しなさい。(9632−2369=7263)
  4. 答の4つの数のうち、私に見せたくない数を隠して、残りの3つの数を教えてください。
  5. あなたの隠した数は○ですね。

はじめのうち子どもたちは「え~!なんでー」と大変おどろく。「ボクにもやって、私にもやって」と何人もがせがむ。そこで、誰にでもできる術であることを教え、種明かしをした。

種明かし

一番のポイントは、大きな数−小さな数=9の倍数 という点です。
  例題で、子どもが7を隠したとします。
  教師は、残った3つの数を素早く足します。
  2+6+3=11
  隠した数を足すと必ず、9の倍数になっているので、
  11+?=9の倍数 だから、
  11+7=18
  よって隠した数は、7になります。

3 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

4 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

5 編集後記

大人であれば多くの人がそのトリックをご存じの内容ですが、子どもにとってはまるでマジックのようで、やってあげるととても喜ぶようです。現在の日本の子どもは理数離れが進んでいると言われていますが、このような楽しい学習を通じて「算数って面白いな。不思議だな。」と感じてもらうことができ、学習意欲の向上にも繋がるのではないでしょうか。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 内藤かおり)

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