保護者からの信頼を得るために(シリウス)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

保護者からの信頼を得るための手だて

   
1. 欠席時にお見舞いの電話を入れる。
2. 何か保護者から訴えがあったとき。

  • 保護者に定期的に経過報告をする。
  • 学校体制(学年・生徒指導・校長、教頭、教務)で取り組んでいることを伝える。

   
3. 一人ひとりが学校でどう過ごしたかを音読カードに書くなどして伝える。1日6人ずつ。
4. 保護者からの言葉を学級だよりに取り上げ、返信を書く形で「担任の教育観」を伝える。

  • ここを怠ると保護者の不信感は倍増します。少なくとも学年の中で情報を共有しておくことが大事。

  
5. 本読みカードの欄外に子どものいいところを書く。(ほぼ毎日)
6. 宿題をしっかり見て、違った漢字を直し、計算直しをさせる。

  • 保護者が宿題を見ているので、いい加減に○つけしていると不信をかう。

   
7. テスト直しをして、テストを綴ったファイルを毎週末持ち帰らせる。

  • 読書の時間にテスト直し。直し終わった子は図書室で読書。親に印をもらう。

共通しているのは、お子さんのことをしっかり見ていますよ、と保護者に知らせることです。方法はそれぞれ違いますが、保護者の目に見える形で、「うちの子どもの指導に力を入れている」ことがわかるようにすることが大事なのかなと思いました。

3 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

4 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

5 編集後記

保護者の方から信頼を得るための、事務的な作業のコツをご紹介しています。いつもの作業にもう一工夫、がポイントのようです。日々の業務の中で全て取り入れるというのは難しいかと思いますが、「気にかけているよ」ということが子どもと保護者の方に伝わる工夫をすることで、より強い信頼関係を築くことができるようです。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 内藤かおり)

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