1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
シリウスのホームページはこちら→ 静岡教育サークル/シリウス
2 実践内容
2学期が始まり、何人かの子どもたちの中に気が重そうな様子が見受けられます。
2学期始めの授業は暑中見舞いを書いてクイズ大会で盛りあがりました。少し、暑中美馬にについて説明した後に、
「今日は少し遅めの暑中見舞いを書きましょう。夏休みに行った場所はどこですか?」
もうそれだけでワイワイと大騒ぎ。「プラネタリウム」「キャンプ」「ディズニーランド」「伊豆」などやかましいことこの上ないです。
少し静かになったら、下のようなプリント(実際は縦書き)を配り書き方を説明しました。
暑中見舞いの書き方の指導
先生お元気ですか?
私は今、( 1 )にいます。
( 2 )
( 2 )
( 2 )
さて、2学期まであと( 3 )日ですね
2学期は( 4 )と思います。
より
「まずあなたがどこにいたかを決めます。今いる場所が決まったら(1)を書きましょう。本当にどこにも行けなかった人は作り話でもいいです。
次に目に見えているもの3つを(2)に書きます。自分がいる場所の様子が先生に伝わるように工夫しましょう。」
クイズ大会
場所が違うと目に見えるものもずいぶん違うようです。書けたところを見計らってクイズ大会をしました。
「だいたい書けたようですね。では今からクイズ大会をします。
まず(2)を読んもらって、今その人がどこにいるのかを当てましょう。」
子どもはクイズが大好きだから、大張り切りでした。
- ぼくがいるところは、(息が白いです)(テレビ塔があります)(時計台があります) →→→答:札幌
- 私は(お姉ちゃんと車の運転の練習をしています)(大きな石がいっぱいあって、きれいな川があります)(橋も見えます) →→→答:安倍川
最後の文章の書き方
このようにして、子どもたちの夏一番の思い出の場所を紹介しあいました。クイズが終わったら残っている(3)(4)にも記入をしました。
「(3)にはその日からあと何日で2学期が始まるか書きましょう。また2学期にどんなことをがんばりたいかを(4)に書きましょう。」
このように言って続きを書かせたのだが・・・にもかかわらず、
- 2学期は( つかれる )と思います。
と書いた子があって大笑いでした。
その気持ちよーくわかるなあ!
3 プロフィール
静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。
4 書籍のご紹介 (シリウス関連)
クラスがぎゅっとひとつになる!成功する学級開きルール&アイデア事典
5 編集後記
年賀状や暑中見舞いは、小学生の子どもたちにとっては、書かなくてはいけないものといった印象があって取り組みにくいもののような気がします。
そこで、クラスで暑中見舞いを書く機会をつくり、子どもの好きなクイズを交えることで、年賀状や暑中見舞いを楽しく書くことを促せるのではないかと感じます。
また、クイズ大会によって、旅行へ行った場所について自分でクイズを考えることによって、行きっぱなしにするのではなく、その場所を振り返る活動にもなると考えました。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 澁川万結子)

コメント