身近な自然と「水」と「生き物」のつながり(ESD環境教育プログラム・岩手県)

1 はじめに

この実践は環境省「平成26年度 持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」内で作成された、ESD環境教育プログラムです。ここから単元計画もダウンロードできます。

身近な自然と「水」と「生き物」のつながり92-1.pdf

2 ESDとは

ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味で、持続可能な未来や社会づくりのために行動できる人の育成を目的とした教育のことを言います。環境、人権、健康福祉、多文化共生、まちづくりなどの様々なテーマがあります。

3 実践内容

ESDの要素

持続可能な社会づくりの構成概念

  • 多様性・・・多様な生き物の有り様に地域の生態系の豊かさへの気づきを得る。
  • 有限性・・・鳥類・野生動物・昆虫・植物など自然観察など体験活動によって生命の有限性を学び、生命を尊重する態度を培う。
  • 連携性・・・地域の人びとが協力して、取り組んでいる現場をみること。自分と共通の体験や異なる見方に気づきながら、互いに協力し合うことを学ぶ。

ESDで育みたい能力・態度 

【未来】未来像を予測して計画を立てる力

 過去や現在の状況に基づき、未来を想像する力をもつ。

【多面】多面的・総合的に考える力
生き物や取り巻く環境を生態系として捉え、それぞれのつながりを多面的、総合的に考えることができる。
【伝達】コミュニケーションを行う力
体験したことを通して、自分の考えを簡潔に伝えたり、他の人に共感して、考えをまとめることができる。
【協力】他者と協力する態度
他者の考えや行動に共感するとともに、協力・協同してものごとを進めることができる。
【関連】つながりを尊重する態度
人・もの・こと・社会・自然などと自分とのつながりに関心を持ち、それらを尊重しようする。

プログラムの目標

  1. 多様な生物たちが生息する自然環境に気づき、生き物のつながりを考える。
  2. 地域の水環境にどのような生物がいるかを知り、自分たちの生活に欠かせない「水」が生物にどのような影響を与えているかを考える。
  3. 水の流れを知ることによって、自然環境を「点」ではなく、流域という「面」でとらえることができる。
  4. 地域の自然に関する課題を発見し、それを解決するための意欲や実践する力を身につける。

プログラムの概要

地域の身近な生き物を探し、地域の生態系の中でどのように生活しているかを知る。その生き物に、人間が使う「水」がどの ような影響を与えるかを考え、生き物や湧水と地域との関係を学ぶ。プログラムのまとめとして、実際に生息している生き物を見た後で、自分たちが理想とする地域の自然環境を想像し、地域の将来像を考えるためのきっかけづくりとして、その実現の為にできることを考える。また、学んだことを次の学年に伝えることで、地域のよりよい環境を作り上げていく活動を継続的に行っていくことができる。

学習指導要領との関連

  • 小学校5年 社会
  • 小学校6年 理科
  • 小学校5,6年 総合的な学習の時間

プログラム(単元・題材)の展開の流れ(全12時間)

  • プログラムのダウンロードはこちらから

身近な自然と「水」と「生き物」のつながり92-1.pdf



引用元

4 編集後記

今回は岩手県の環境教育についての記事になります。人間も含め、すべての生物は水なくしては生きていくことができません。身近な水に暮らす生物を観察し、水と自分たちの生活との関わりを見出すこと、そして将来の自然がどうあるべきかを考えるのは子どもたちへの水への関心を高める一助となるでしょう。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 林梨生)

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