お手紙(光村図書国語2年) ~挿絵から考える

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この挿絵の吹き出しに入れる言葉は何かな


「お手紙」はアーノルド=ローベルが文・挿絵の両方を担当したかわいい絵本で、光村図書の2年生国語教科書にはずいぶん長い間掲載されています。

面白い話である一方で、それほど面白い授業になりにくい教材でもあります。音読劇等を中心にして授業を進めることを前提にしているのですが、それだけではなんだか心もとないので、せっかくの可愛い挿絵を元にして授業を展開してみました。

がま君とかえる君の会話文を中心に物語が展開するため、それぞれの挿絵で何を言っているのかをかんがえることができます。子供たちに下のようなワークシートを配って、


① この挿絵の場所はどこかな
② この挿絵は何をしている所かな
③ この挿絵の吹き出しに入れる言葉は何かな

という3点を聞きながら進めます。2年生なので3つ目の挿絵ぐらいまでは一斉学習でやるといいと思います。必ずこの言葉が入るという「正解」があるわけではないので、気楽に子供が発表するいろいろな意見を聞いてあげればよいと思います。がま君の言葉でも、かえる君の言葉でもいいので、その場面をよく表している言葉を短く(全部引用するのではない)書き入れるように考えさせましょう。

下記のリンク先のワークシートは著作権の関係上、挿絵を入れたものを配布できませんので、各自、随時挿絵を挿入してください。

お手紙 ワークシート.docx

光村図書の国語教科書に載っている最後の2つの挿絵(かたつむり君を2人で待っている挿絵・かたつむり君から手紙を受け取っている挿絵)には、本文中に会話がありません。ですのでそれぞれの挿絵で何を話しているのか子供たちに考えさせると面白いと思います。
この、最後の2枚の挿絵に関しては、下記↓のリンク先に別に記事をアップしているので、是非ご参照ください。

お手紙 ~かたつむり君に配達を頼んだのは正解?間違い?

お手紙 ~かたつむり君を4日も待ちながら、2人は何を話していたか

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