1 はじめに
「教育には興味があるけれど、教員になりたいわけではない。」
「教員以外で教育に携わるにはどのような職に就くのがよいのだろう。」
このように考えている学生さんは、意外に多いのではないでしょうか。
この記事では、EDUPEDIA for STUDENTに掲載されている教育関係の職業に関する記事を4つご紹介します。
今回取り上げる職業は、①児童発達支援員、②特別支援学級教員、③学習塾講師、④学習塾社員の4つです。
それぞれの記事には、インタビュイーから学生さんに向けたメッセージが添えられています。メッセージのご一読のみでも、キャリアに関してのヒントをつかむことができると思います。
2 教育関係の職業紹介
①児童発達支援員~LITALICOジュニアでソーシャルスキル支援~
☆【教育に関わる仕事の生の声、集めました vol.1】〜児童発達支援員・髙橋美咲さんインタビュー〜
この記事では、ファーストキャリアとして児童発達支援員を選んだ髙橋さんへのインタビューを掲載しています。
髙橋さんは、学校で働くための準備段階として、目の前の子どもを支援することができるLITALICOジュニア[*1]で働くことを決めました。「発達障害支援」の道を選んだ理由は、持っている技術や培ってきたものを活かして子どもたちの「ソーシャルスキル」を伸ばしたいと思ったからだそうです。
髙橋さんは、職員の助言が持つ「責任の重さ」に仕事の大変さを感じています。結論を出さずにどこまで補助するかが難しいそうです。
さらにこの記事の中では、一日のスケジュールや仕事内容の詳細、職場の雰囲気なども紹介されています。
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②特別支援学級教員~特別支援の魅力と苦労~
☆【教育に関わる仕事の生の声、集めました vol.2】~特別支援学級教員・Yさんインタビュー~
この記事では、特別支援学級教員だったYさんの経験をもとに、特別支援学級教員の魅力と、教員の大変さを紹介しています。
Yさんは、特別支援学級教員の魅力として、特別支援の子どもへの接し方が一般の子どもに応用できたこと、苦労した指導によって子どもによい変化が見られたことなどを挙げています。一方、学校の伝統に則り、効率の悪い仕事の進め方をしていたことなどには、教員という仕事の難しさを感じたようです。
さらにこの記事の中では、特別支援学級教員を志したきっかけや一日のスケジュール、教員からの転職についても語られています。
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③学習塾講師~学校外で子どもの学力面をサポート~
☆【教育に関わる仕事の生の声、集めました vol.3】~塾講師・Kさんインタビュー~
この記事では、学習塾講師のKさんの経験をもとに、塾ならではの仕事の役割や働き方を紹介しています。
「子どもたちを学力面でサポートしたい」「生徒に学校以外の居場所を作りたい」このような思いから、Kさんは塾講師の職に就きました。
Kさんは、生徒と講師の距離が近いこと、組織的なサポート体制が整っていることなどが塾講師の魅力だと話します。一方、この仕事の大変なところは教材研究です。Kさんの場合、1年目はほとんど休みがないような感覚だったそうです。また、塾講師の勤務時間は一般的な社会人の勤務時間と比べると遅い時間にずれているようです。
さらにこの記事の中では、充実したサポート体制の詳細などが紹介されています。
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④学習塾社員~公教育の情報と新規事業のためのノウハウを得る~
☆【教育に関わる仕事の生の声、集めました vol.4】〜学習塾社員・與口直樹さんインタビュー〜
この記事は、学習塾社員として働く與口さんへのインタビューをまとめたものです。将来、校長になって地域の教育に関わることを目標にしています。
與口さんが塾に就職した理由は、塾に興味があったからではなく、地域の教育について視野を広げたり、価値があるものを作るための情報を得たりするためでした。
與口さんは、生徒に親身になって「努力させてあげる」ことが塾の大きな役割だと言います。一方、無償のサービスの精度を求められることには仕事の難しさを感じているようです。
さらにこの記事の中では、大変興味深いキャリア形成についても語られています。
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3 編集後記
教育関係の職業に関する記事をまとめてみて、インタビュイーの方々は、キャリアに見通しをもって職業を選択しているのだと感じました。この記事が、教育関係の職業を知るだけでなく、キャリアについて考えるきっかけにもなれば幸いです。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 小林奈菜)
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