休校中でも貸し出し可能!学校図書館にできること【コロナと向き合う】

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目次

1 はじめに

本記事は、文部科学省「図書館の取組事例・学校図書館の取組事例」(2020年5月30日時点のものです)の内容を抜粋して引用、加筆したものです。

新型コロナウイルスの感染拡大は教育現場にも大きな影響を与えており、対応に追われている先生も多いのではないでしょうか。EDUPEDIAでは、必要な情報が教育関係者に届くように、【コロナと向き合う】特集をはじめました。

この記事では、コロナウイルスの影響で学校に通うことが困難な状況でも、子どもたちに学校図書館を利用してもらうための取り組み事例を紹介しています。学校図書館を開館する際に気をつけることについても触れてありますので、ご参考になれば幸いです。

2 休校中の図書館がすべきこと

子どもたちは読書を通じて言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにします。読書は子どもたちが人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことができないものです。コロナウイルスの感染拡大にともなって、学校図書館でも、感染症対策の徹底が必要です。地域や学校、児童生徒の状況を踏まえつつ、工夫した図書の貸し出しを行っていきましょう。

3 具体的な取り組み

時間を区切っての図書の貸し出し

  • 学校の休業期間中、時間を区切っての図書の貸し出し( 児童生徒の居住地域ごとに時間を決めている例もあります。)
  • 貸し出しを希望する児童生徒は教職員に声をかけて図書館に入室

分散登校日を活用した図書の貸し出し

  • 登校日に学校図書館を開館し、図書を貸し出し
  • 貸出冊数を通常よりも増やす

郵送等による配達貸し出し

  • 貸し出し可能な図書リストを各学校のHPに掲載するなどの方法で周知
  • 児童生徒からの電話やメールによりリクエストされた図書を郵送。または、教職員が児童生徒の自宅ポストに投函

 三密対策のために、貸し出しをポスト投函のみとし、直接の接触を避けるなどの工夫ができます。

学校司書によるおすすめ絵本の紹介など

  • 学校司書が、児童生徒に読んでもらいたい本や、おすすめの絵本などを選び、学校のHP等で紹介

 表紙画像等を掲載する場合は著作権の処理を適切に行いましょう。

4 開館する際に気をつけること

休校期間が終了してもしばらくは、感染症対策に気を配る必要があるでしょう。学校の図書館を開館する際の具体的な対策例をご紹介します。

  • 換気の徹底
  • 利用可能時間を分けるなどして、室内利用人数の調整を徹底
  • 児童生徒が図書館を利用する際には手のアルコール消毒を徹底

5 編集後記

学校に通えない。友達に会えない。そんな状況の子どもたちの不安やストレスが本を読むことで少しでも解消されればと思います。また、この記事が先生や学校司書、保護者の方の役に立てたら嬉しいです。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 宮長)

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