小学校での教科担任制

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作成者: matsui (Edupedia編集部)さん

小学校でも(部分)教科担任制を

加配教員が配当されるようになってきて、加配教員に一部の教科を教科担任として任せる形がとられるケースが多くあります。

これをもう少し広げて、クラス担任同士が授業を交換して教科担任制を充実させる取り組みをしてみてはいかがでしょうか。自治体によっては教育委員会が教科担任制を推進しているところもあると思います。

ベテラン教員や管理職は教科担任制に抵抗がある方が多いようですが、昔ながらのやり方では、今の時代のニーズにはもう追いつけない状況になっていると思います。中学校でできていることが、どうして、小学校ではだめなのか、あまり理由は見当たりません。もともと、小学校では担任以外の教員が十分に配当されておらず、中学校に比べて余剰教員が少ないことと、中学校ほど学習内容のレベルが専門性を要しないために教科担任制が発達しなかっただけではないでしょうか。学年のクラス数が少ない学校や、十分な人数の加配教員が配当されていない学校は、34年、56年共同で専科制を導入してみては、いかがでしょうか。

間嶋哲先生も、教科担任制の事に言及しておられます。
学級担任制VS教科担任制(間嶋哲先生)

また、総合や道徳で授業交換をするという方法も、需要の充実や負担の軽減につながります。
総合的な学習の時間を分担する
道徳の時間を分担する(単元担任制)
学級の間の壁をなくし、どの学級でも同じ授業が施され、どの学級の子供にも同様のサービスができる。
教員がより多くの子供に関わり、理解を深めることができる。
教員の教材研究に費やす時間が少なくなり、結果として子供たちに充実した授業を提供する。
教員相互がお互いの手の内を知り、授業研究に役立つ。

など、良い効果も生まれると思います。

一部でもいいから、授業交換を

例えば、6年生の算数と国語であれば、年間授業時数はどちらも175時間、週時数で約5時間ですから、交換がしやすいです。ここを交換すれば、教師は週28コマ中の10コマを算数(国語)に費やせばよいことになり、教材研究に力を集中する事ができます。

2クラス間の交換であれば、週に5時間、1日に1時間調整する必要が出てくるだけで、調整のために負担が生じることはありません。

多くの教科を交換しようとすると、どうしても時間割が複雑になり、調整に手間がかかってしまうので、このように、一部の教科だけでもトライしてみるところから始めるのがいいと思います。

意外に専科制にするのがいいのが道徳です。普段は、けっこう退屈な道徳の授業をしてしまっていませんか?道徳の授業をやって、本当に充実した時間は数時間ではないでしょうか。
年間35時間のうちの数時間を交換します。週に1時間なので、少し調整すれば簡単に交換する事ができます。全部を専科にするのではなく、1部で十分です。例えば3クラスで7時間ずつ受け持てば、1クラスにつき14時間の「担任でない教師が道徳を担当する時間」が生じます。1人7時間の「鉄板ネタ」を集めれば、道徳の時間のうち21時間が充実する事になります。

少人数指導の加配を活かして教科担任制を推進する

総合的な学習のカテゴリ「総合的な学習の時間を分担する」では、総合的な学習の中で、単元ごとに担当を決めるという方法に関して書きました。

総合的な学習の時間を分担する

同様に、このやり方は、少人数指導でも生かすことができます。最近は少人数指導のための加配教員がつくことも多いです。よく、クラスを半分に分けて、どちらの教室も算数をやっているというような場面があります。担任と加配の教え方が違って子供が混乱したり、教え方を統一しようとして担任と加配の連絡調整がたいへんになったりして、あまりお勧めできません。 これも、効率的にやってしまいましょう。1組の半分が算数をしているときに、もう半分は国語をやってしまいましょう。子供たちにとっては、2教科が少人数指導となり、充実した学習時間を保証されることになります。教科によっては年間の時数が違うため、少々の工夫は必用になっても、教科担任制は本当に効率がいいです。

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