教えることの復権
大村 はま (著), 苅谷 夏子 (著), 苅谷 剛彦 (著)
大村はまの教え子である苅谷夏子とその夫、苅谷剛彦(東京大学教授)の共著。
大半が対談形式で収録されています。苅谷夫妻が大村はまの考えを実に上手に聞き出し、読みやすくまとめられています。大村はまに対して「早い時期に総合的な学習に似た実践をしていた」といったとらえ方をしている人も少なくないようですが、それだけではなく、彼女は「教えること」を大事に考えていたことがよくわかります。最終章は苅谷剛彦氏が担当している。氏の「教えること」に対するバランスの良い主張も必読であると思います。
コメント