1 読んで疑問に思って調べたことを基に報告文に書く事例
この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。
添付ファイル
単元の目標
自分の調べたいことを明らかにしながら段落相互の関係に気を付けて読んだり,調べたことを基に, 理由や事例を挙げて調査報告文を書いたりすることができる。
教材
野菜について解説した教科書教材文 教師自作モデル調査報告文
主な学習活動 (単元の指導計画(全12時間)
【指導事例と学習指導要領との関連】
小学校学習指導要領・国語の第3学年及び第4学年「B書くこと」の指導事項「ウ 書こうとするこ との中心を明確にし,目的や必要に応じて理由や事例を挙げて書くこと。」と「C読むこと」の指導事項 「イ 目的に応じて,中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え,文章 を読むこと。」とを関連付けることにより,効果的な指導を行うことを意図したものである。
その際,「B書くこと」の言語活動例「イ 疑問に思ったことを調べて,報告する文章を書」くことと, 「C読むこと」の言語活動例「イ 記録や報告の文章,図鑑や事典などを読んで利用すること。」とを組 み合わせ,学習の過程が児童自身にとっての課題解決の過程となるように言語活動を位置付けている。
【言語活動の充実の工夫】
○ 本単元は,「B書くこと」と「C読むこと」とを相互に関連付けて言語活動を行うことにより,本単 元で目指す国語の能力を一層効果的に育成することを意図している。
○ 指導過程における工夫
1. 単元の導入の工夫
単元の導入時は,児童が疑問を抱くきっかけとなる情報を,図鑑や事典などの関連図書資料によって 提示するとともに,調査報告文を書くという課題を設定する。児童が学習の見通しを立てることを重視 する。
2. 展開部の工夫
展開部では,中核的な教材である説明的な文章を読むことを通して,読むことにおいては「目的に応じて,中心となる語や文をとらえて」読むことを,書くことにおいては,「書こうとすることの中心を明 確に」するため,自分が疑問に思って調べたいことを課題設定したり,教材文や並行的に読む資料から書く材料を集めたりすることを位置付ける。
3. 発展部の工夫
発展部においては,これまでの学習の過程を踏まえ,調査報告文の構成から記述,推敲,交流に至る学習活動を行う。
引用元
文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm
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