ユニバーサルデザインな掲示 ~ 百聞は一見にしかず

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作成者: 大造 (Edupedia編集部)さん

口で言うより

教室環境は絶えずきれいにしておく必要があります。
整理整頓ができておらず、モノが散らかり、あるべき所にあるべきものが置いていない。みんなが決まりを守っていない雰囲気が教室内に漂い出した。そんな時は学級が荒れていく方向にあると思っていいでしょう。要注意です。

だからと言って、整理整頓の習慣がついていない子どもに、言葉で厳しくしつけようとしても、なかなかうまくいきません。「ほうきは上向きに置きなさい」「雑巾はきちんとのばしてとめなさい」「傘はきちんと巻いておきなさい」と、口うるさく何度聞かせても、聴く耳を持っていない場合は多いです。元々、子ども達というか、人間の聞く能力はそれほど高くありません。「百聞は一見にしかず」と言われるように、パーセンテージでも聴覚情報よりも視覚情報の方がかなり脳にインプットされる量が多いそうです。そもそも、教師側にも、「(1)口で言い聞かせるだけの気迫 (2)継続して言い続ける根気 (3)教室環境を美しく保とうという感覚」があるかないかという問題もあります。これは、教師の資質や性格にもよります。私には3つとも欠けているかもしれません。

そこで、私のようにあまり根気が良くない教師のために、根気がなくても効果の上がる方法をご紹介してみます。

「その場で」「見て」「すぐわかる」
状況を作ります。

絵や言葉で表してもいいのですが、「写真」でやってしまいます。
多分、ポスターに絵や言葉で書いて注意するような取り組みは昔からしていると思いますが、わざわざ写真を使ってやっている場面はそれほど多くないと思います。自分の教室の写真が使われていれば、さらに子ども達の頭に入りやすくなります。(あまり写真が多くなると子どもたちも飽きてしまうので、アクセントとして、このような掲示物をその場に貼っておくと効果が上がると思います。)

私はこの写真を貼る前に「こんなふうにしてね」と子どもたちに簡単に説明したきり、一年間、よほど酷い状態にならない限りは口で指導する事がありませんでした。にもかかわらず、年間を通して、雑巾も箒も傘も、そこそこは、きれいに保たれることができていました。

写真に書き込んでいる文字は、ワードで添付しておきます。つまらぬモノですが・・・
添付ファイル

このページの写真をそのまま使っていただいても結構ですが、ご自分の教室で写真をとって、ペイントソフトで開き、ワードから文字を選んで、コピーして貼り付けるだけででき上がりです。

最近は「注意喚起」という言葉もよく使われるようになりました。どうやって効果的に注意を促していくかということは、大勢の人が集う学校という場所には必要な考え方です。そこで、

学校のUD化

数年前から「ユニバーサルデザイン(UD)」という言葉を耳にすることが多くなりました。ユニバーサルは「普遍的な、 全体の」という言葉なので、「すべての人のためのデザイン」を意味しています。年齢 や障害の有無にかかわらないで有効な生活環境を整えていこうという考えです。学校現場には、障害を持つ子どもに限らず、学習や生活の場面で支援を要する子どもはたくさんいます。また、上で述べたように、教師にとって(1)~(3)が備わっているかどうかという問題もあるわけです。

このようにして写真を利用する方法も、注意喚起の一つだと思います。ただし、話し言葉や字や絵に比べて写真が常時優っているわけでもないと思います。ケースによって適したものを使っていけばいいと思います。時々こうして写真で示されることによって、子どもの注意を効果的に促すことができることもあるかと思います。写真のみならず、我々教師が指導や仕事をしていく上で、子どもにとっても教師にとっても「目から鱗」である効果的な方法はまだまだたくさんあると思います。是非、そんな方法を見つけ出し、EDUPEDIAで共有していきましょう。

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●関連記事として、清掃指導について書かれた
「掃除を「子どもを伸ばす場」に
掃除を「子どもを伸ばす場」に 2
も、ありますので是非ご参照ください。

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