地球救命隊 ~守れ!!日本の森林!~(ESD環境教育プログラム・福岡県)

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作成者:Satoshi Arai (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

この実践は環境省「平成26年度 持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」内で作成された、ESD環境教育プログラムです。ここから単元計画もダウンロードできます。
地球救命隊 ~守れ!!日本の森林!~128-1.pdf

2 ESDとは

ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味で、持続可能な未来や社会づくりのために行動できる人の育成を目的とした教育のことを言います。環境、人権、健康福祉、多文化共生、まちづくりなどの様々なテーマがあります。

3 実践内容

ESDの要素

持続可能な社会づくりの構成概念

  • 有限性…森林保全と木の消費はバランスを保つことで循環サイクルが成り立つ事を学習します。
  • 連携性…森林保全には多くの他業種の人が関わるだけでなく、河川や海にまで関わる問題でもある事を学びます。
  • 責任性…生活の中で木が多用されていることを学びながら一人ひとりが自分たちが今できる事を学びます。

ESDで育みたい能力・態度

【多面】多面的、総合的に考える力

森林保全には、ボランティアとして活動する人々や産業として林業を行う人々、それを支える人々等いろいろな人が関わり、それぞれの視点からの考えを通した学習をすることで多面的な考えを養うことができます。

【関連】つながりを尊重する態度

森林保全が循環システムから成り立っている事を学習しながらさまざまな事につながりがあることを学びます。

【参加】進んで参加する態度

木に関して様々の業種のゲストティーチャー(GT)6人を迎えて行うワークショップで積極的にGTの話を聞いてまわる事で学習参加意欲を高めます。

プログラムの目標

社会科と総合的な学習の時間を利用する事で、通常、産業として学ぶ林業を別の視点で学びながら森林保全と循環システムを理解する。

  1. 持続可能な資源である木材の現状と身の廻りでの関わりについて考える。
  2. 木を育てる事と使う事の循環システムが森林保全に重要である事を学ぶ。
  3. 消費者の一員として、森林資源と自分自身の関わりについて考え、自分たちが出来る事を見つけだす。
  4. 森林保全や林業に関わる方の話しを直接聞き、様々な視点から環境保全を学ぶ。

最終的に1つの答えを見つけ出すのではなく「山っていいよね。木材っていいよね。」と思うようになり、興味・関心を持ってもらう事を目標とする。

プログラムの概要

化石燃料等限りある資源は「節約して守る」の意識が子どもたちには強いが、森林保全とは単に森林を守る事でなく、木を有効に伐採し「消費」し新しく植樹をしていく循環システムが森林の環境保全につながる事を理解するプログラムです。そのために、子どもたちが「今、自分たちができることは何か?」を発見します。また、保全活動や林業を営む方をゲストティーチャーとして迎え、学校の授業では決して教わる事のない実際の話しを聞く事で、森林保全活動の内容を知ってもらう事とあわせて、林業を産業として成り立たせる事が重要な事の理解を深めます。最終的に子どもたち一人ひとりが8ページの小冊子を作り上げます。

学習指導要領との関連

  • 小学校5年 社会

プログラム(単元・題材)の展開の流れ(全12時間)

  • プログラムのダウンロードはこちらから

地球救命隊 ~守れ!!日本の森林!~128-1.pdf

引用元

4 編集後記

 森林保全と循環システムを理解するために、子どもたちが「今、自分たちができることは何か?」を発見するプログラムです。最終的に1つの答えを見つけ出すのではなく,「山っていいよね。木材っていいよね。」と思うようになり、興味・関心を持ってもらう事、という児童の主体的な学びが不可欠なプログラムになっていると思います。
このプログラムを通じて多面的に、総合的な考える力を養うことができるでしょう。色々な形で応用が可能なプログラムだと思いますので、ぜひ参考になさってみてください。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 岡田直子)

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