詩の技法

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作成者:matui hiroshi (Edupedia編集部)さん

ちょっとした「かくし味」

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 詩にはいくつかの技法があります。詩を書くときに下記のような技法をいくつか取り入れることで、自分の中にあるイメージを上手に表現することができます。子供たちにはあまり押し付けにならない程度にこれらをさらっと紹介してあげるといいと思います(あまり技法に凝ったり頼ったりすると、本来の素直な表現が損なわれます)。小学生であれば、下記の1~7あたりを紹介してあげるといいでしょう。
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これらを紹介したのちに、詩を書かせ、必ずどの技法を使ったかを明記させます。「技法」という言葉が難しければ、「わざ」や「かくし味」や「テクニック」でもいいと思います。
詩を書かせるプリントに
1.リフレイン 2.たとえる(比喩・擬人法) 3.体言止め 4.オーバーな表現・ユーモア 5.韻を踏む(言葉遊び) 6.音 7.リズム(3・4・5・7)
と、あらかじめ印刷して配ってもいいかもしれません。
罫線つきで、これらのポイントを記した簡単な「詩を書くためのプリント」を作ってみました↓ので、ご利用ください。使った技法を赤鉛筆で囲ませると意識付けができてですよ。

詩を書く 罫線 A4 縦.docx

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図書室で詩を探して、気に入った詩を視写させ、どの技法が使われているか、線を引いて発表させるのもいいかもしれませんね。
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1.リフレイン

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繰り返しのことです。歌の歌詞には必ずと言っていいほどリフレインが出てきます。繰り返すことによって大切にしているイメージを伝えられます。

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2.たとえる(比喩・擬人法)

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「○○のような」や「○○みたいに」といった書き方もあるし、「今日の先生は鬼だった」と、「よう」「みたい」を省略してしまうこともあります。

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3.体言止め

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体言というのは、物の名前のことです。「名詞」とも言います。1行の終わりを体言で終わり、わざとそれ以上説明しないことによって、読み手のイメージを膨らませます。
【例】高田敏子「忘れ物」・・・最後に3つの体言が出てきて、読み手に夏の終わりのイメージを残します
迷い子のセミ
さびしそうな麦わら帽子
それから ぼくの耳に
くっついて離れない波の音

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4.オーバーな表現・ユーモア

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 オーバーに表現することによって、読み手に強いイメージを与えることができます。また、少しユーモアをまぜることで読み手の心に残る作品になります。
【例】工藤直子「おれはカマキリ」

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5.韻を踏む(言葉遊び)

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「韻を踏む」という表現が難しそうなら、「よく似た音で言葉遊びをする」とでも表現してあげればいいと思います。
【例】谷川俊太郎「いるか」・・・すべての行の終わりが「か」になっています。
    “いるか---みるか”、“いるか---いないか”など、よく似た音の組み合わせによってリズムが出ています。

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6.音

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音を入れることで詩の中に生き生きしたムードや
【例】野坂昭如「おもちゃのチャチャチャ」・・・とても面白い音が詩の中にちりばめています。
そらにきらきら おほしさま
みんなスヤスヤ ねむるころ
なまりの へいたい トテチテタ
こひつじメエメエ こねこはニャー こぶたブースカ

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7.リズム(3・4・5・7)

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必ずではないけれど、詩のリズムのよさを出そうとすると、(3・4・5・7)文字を上手に組み合わせるのがいいです。
【例】金子みすず「私と小鳥と鈴と」・・・とても歯切れのよいリズムで書かれていることによって、言葉がすっと体の中に入ってきます。
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