スタンダードを作って具体的な目標を絞り込み、共有・徹底する

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作成者:matui hiroshi (Edupedia編集部)さん

教育目標はお題目になりがち


年度当初にはほとんどの学校が「教育目標」を立てると思います。教育目標の下に、3項目程度の重点目標を立てることも多いでしょう。さらにその下に、「めざす児童像」「目標達成のための具体的方策・努力事項」「道徳目標」などを立てて、教育目標の全体像を示している学校も多いでしょう。

「明るく元気で、共に学び合う」
「よりよい未来に向けて主体的に社会に参画する人間の育成」
「やさしく かしこく たくましく」
「いつも笑顔で元気です」

など、教育目標はやや抽象的で、お題目になりがちです。職員の頭の中に教育目標の全体像が入っていることはあまりないかもしれません。だからと言って、教育目標が必要ではないというのではなく、これに並行して、かなり具体的な項目を厳選して学校側が共有しておくことも大事ではないかと思うのです。

スタンダード化


すべての教員が気に留めて、徹底するべき案件は何かと言うことで、ブレインストーミングでもすれば、50や70の項目はすぐに集まると思います。教育の範囲はとめどもなく広く、あれもこれも大事だと言っていては「虻蜂取らず」となってしまい、振り返ってみればあまり徹底ができなかったという結果になってしまいます。やらねばならないたくさんの案件の中から実現可能な案件を絞り出して、「最低限これは徹底していこう」という共通理解のもと、授業・指導のスタンダードとします。
では、どういった項目を厳選すればいいのでしょうか。例えば、下記は15項目に絞っています。

1.先に、あいさつ
2.だまって、奇麗になるまで掃除をする
3.教室移動の時、廊下に出たら喋らない
4.次の授業の用意をしてから遊びに行く
5.給食の待ち時間は「静かに座って」待つ
6.名前を呼ばれたら「はい」と返事する
7.下敷きを敷く
8.直線は定規を当てて引く
9.授業の「めあて」を黒板に書く【教員】
10.ノートの最初に日付を入れる
11.おへそを向けて(相手の方を見て)聞く
12.一日のうちに、クラスの1/3が発表する
13.つなげて発言する
14.間違った意見を言えるムードを作る【教員】
15.隣のクラスを参観する【教員】

エクセルの表にしていますので、ダウンロードしてお試しください。

○○小学校スタンダード.xlsx

この程度であればどの教員も徹底できそうな気がしてきませんか。10項目ではやや少ないように思えますが、20項目では徹底しきれないだろうと考え、15項目です。どうってことないように見えて、徹底ができてない事が多いです。これをスタンダードとして学校評価(教育評価・教育反省)の時期に教員が4段階程度で自己評価をして集計し、数年間かけて経緯を見ます。

どうすれば達成できるのかを詳らかにする


全教員の4段階評価を集計すると、どの項目が何%の達成率であるかが分かってきます。そこで、達成率が低い項目に関しては、どうすれば実現できるのかを詳らかにします。達成率が50%以下の項目に関しては、若手教員に先輩やネット・書籍から情報を得て、どうすれば達成できるのかを提案させます。これだけのことでも教員が一年を通じて意識的に実践を続ければ確実に授業・指導の底上げが実現すると思います。是非お試しください。

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