片付けで学校の働き方改革に挑む!? 〜ななつめのやつはしさんインタビュー〜 Part3

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作成者:  かこ (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

この記事は2020年1月に、学校の5S(整理・整頓・清掃・清潔・習慣)に精力的に取り組んでいるななつめのやつはしさんにインタビューさせていただき、それをまとめたものです。ななつめのやつはしさんは職場である学校をきれいにすることを通して、生産性を向上させることを目指して活動している先生です。この記事ではPart3として記事を読んでいる先生方ご自身でも今すぐにできることについてお聞きしています。

2 1人でも実践できること

片付けのコツ

片付けやすいモノから片付けることです。基準を決めて、基準を満たしたモノは片付ける、もしくは捨てることが大切です。捨てたほうがよいモノとしてまず挙げられるのは、ゴミと期限が切れたモノです。期限が切れたモノとは、一般の生活で言うサービス券のようなモノです。学校で言うと、以前使ったがもう見なくなった資料、古くて壊れているモノなどです。そして盲点になりますが、多すぎるモノも片付ける必要があります。学校のモノは捨てづらい時もありますが、みんなで使う大量の鉛筆やペン、子どもが落とした消しゴムも整理する必要があります。例えば、消しゴムは1個あれば十分ですよね。5個も6個もあると引き出しがしまらなくなります。このように、モノの数を適切に保つことはすごく大事です。学校に要らないモノはたくさんありますが、片付けることに関してはあまり考えられていない印象があります。

ななつめのやつはしさんが片付けをすすめる理由

片付けをする理由は職場環境の改善と若い先生でも環境改善をしたいと言ってもよいんだと思える空気を作るということの他に、学校の先生の無関心を打破するということにもあります。多くの先生は前例踏襲で以前から行われてきたことを今後もできればよいと思っていますし、今までは学校も実際にそれで成り立ってきました。しかし、これからはどんどん新しくしていかなければなりません。現状、新しくしていくという発想が生まれない仕組みになっている学校に、新しいものや考えを取り入れていくには、学校や学校運営について先生達に関心を持ってもらう必要があるのです。そして、一般の先生にも学校や学校運営について関心を持ってもらえる方法が片付けなのです。モノを捨てることは自分と向き合うことに繋がります。学校には不必要なモノがたくさんあり、それを捨てる作業を先生達全員でやればこのことを通して学校のことを考えるきっかけになります。つまり、今学校に不必要なモノがたくさんあるという状況はチャンスなのです。片付けを通して自分を見直すという作用を学校の中にも取り入れたいと思い、片付けに着目したのです。また、片付けをすることを通して学校を見つめ直すことにより、学校の仕組み、習慣的問題やそもそも学校が存在することの難しさなどさまざまなことが見えてくるのです。

声を上げるときのコツ

まず、自分はどのようなことを成し遂げたいかを想像し、自分はそれをするキャラクターだと思い込みます。そして、そのキャラクターに物を言わせる、行動させると精神的負担は軽くなります。それが声を上げるコツです。例えば私の場合、片付けを通して働き方改革をしたかったので、自分のことを片付けが大好きな人だと意識的に思い込みました。すると、以前はあまり自分の主張がなく、こうしたいですと言う人についていくような長い物に巻かれる生き方をしてきたのですが、今では片付けをしたいという思いを持って行動できるようになったのです。このような意味で、自分の中でキャラクターを作り、キャラクターにモノを言わせること、自分はこういう人だと思い込むことは重要なことなのです。

学校の先生たちにメッセージ

片付けをして職場の環境を整えることは、先生達の働きやすさに繋がります。先生達が働きやすい環境で健康に長期間働くことが、教育の質の向上にも繋がります。つまり、片付けをすることは先生達のためだけではなく、ゆくゆくは子どもたちのためにもなるのです。だからまずは自分の身の回りから始めましょう。片付けを通してみんなで働きやすい職場環境を作っていけるとよいですね。

3 プロフィール

ななつめのやつはしさん

「学校の5S」を通して学校の働き方改革に挑む小学校男性教諭。学校を片付けることを通して働き方改革をする方法をTwitter、ブログで発信中。整理収納アドバイザー1級。(2020年2月現在)

4 著書紹介

5 関連記事紹介

6 編集後記

私が今まで思っていた以上に片付けをすることは仕事の効率化、また働き方改革に繋がることが分かりました。毎日が忙しくて大変だと思っている先生方、教員を目指している学生の方にとって少しでもお役に立てたのなら幸いです。
(取材:EDUPEDIA編集部 取材:安藝・加古・千葉/文責・編集:加古)

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