凝らずに画像表示だけを
資料をスキャナで取り込むと便利ですね。
スキャナ(ADF)を使って資料をデジタル化 | EDUPEDIA
スキャナやインターネットで取り込んだ資料をパソコンに取り込んで、授業中にプロジェクターで投影することができれば・・・と考えている教師は多いと思います。
理科や社会の授業で、座学になりそうな流れである場合に、少しでも画像資料を持ち込んで、「さて、この絵を見て気がつくことを5つ言えるかな」などと振っていけば、単調な授業に少しはアクセントをつけることができるかもしれません。単元ごとにまとめて準備してしまえば、それほど時間がかかることもありません。
授業中に資料を提示できると、子供たちの食いつきがずいぶん違ってきます。
ところが資料提示の準備にはついつい及び腰になってしまいます。例えばパワーポイントを使う場合、ついつい凝ったものを作ろうとしてしまいます。そこを割り切って、簡単な文字挿入と、写真をネットやスキャニングで拾ってきて、貼りつけ、解説は口でという流れでも十分に子供に興味・関心を持たせることができます。アニメーション機能などに凝らなければ、それほど時間はかかりません。
世界の国々を教師・子供がプレゼン~韓国 | EDUPEDIA
を参照してみてください。
パソコンでプレゼンをする場合には、教室に常設のパソコンと(天井つり下げ型の)プロジェクターという環境があれば楽です。是非この環境を全教室で実現していきたいところです。
ところが現在の学校でそういった環境があることは少ないので、パソコンでのプレゼンは準備がたいへんです。学校現場ではパソコンが教師一人に一台配布される環境がなかったり、私物パソコンの持ち込みが禁止されていたりと、パソコンを使うこと自体のハードルが高いケースが少なくないです。
ノートパソコンを持ち込んで、電源やディスプレイ装置に接続して、子供が配線に足をひっかけないように配慮して・・・という手間も忙しくて余裕がない毎日の中、面倒だというのが本音でしょう。パソコンでパワーポイントで・・・・・という準備をしようと思うと決心と時間が必要かもしれません。そんな方には、下の程度であれば気軽に資料作りをすることができます。パソコンを介さず、簡単にデジタルカメラを利用して、テレビに画像を映し出してみるという方法です。トライしてみてください。
資料画像を取り込む
インターネットの画像は
右クリック→コピー→右クリック(パワーポイントや画像ソフトに)貼りつけ
あるいは、
右クリック→名前をつけて画像を保存ですぐに取り込めます。
画面そのものを取り込みたい時は、キーボードのPrtScrというキー(プリントスクリーン)を押してみてください。それでコピーができていますので(パワーポイントや画像ソフトに)貼りつけすればOKです。このキーの便利さは意外と知られていません。
テレビにデジカメをつなぐ
デジタルカメラであれば持ち運びは便利ですし、場合によっては本体を接続しっぱなしにしておいてSDカード等のメディアだけを持ち運べばいいのです。デジタルカメラは安価で乾電池を電源にするタイプを購入しておけばいいと思います(デジタルカメラの電源は充電式の電池がいいかも)。テレビにつないで、映すことだけなら簡単です。それほど高価なカメラでなくても問題はないでしょう。
ただ、パソコンの中にあるスキャナで読み込んだ画像やインターネット上の画像をデジタルカメラに画像を取り込む時にはひと手間が必要です。デジタルカメラで扱える画像は、JPEGの画像はExifというフォーマットになっていて、画像に加えてシャッター速度やISO感度といったカメラ情報が付加されています。そのため、普通のJPEG画像をデジタルカメラに取り入れて再生しようとしても、映りません。
JPEG画像を取り込みたい時には、ソフトが必要です。たいていは、デジタルカメラに付属しているソフトや、デジタルカメラのメーカーのサイトのダウンロードページにデジタルカメラ転送用のソフトがありますので、それをパソコンにインストールしてください。カシオはPhotoTransportというソフトを用意していて、bmpファイルも転送できるようにしています。フリーソフトであれば、CoolIndexHTというソフトがあり、使い勝手もよいです。カシオのソフトが転送先のデジタルカメラを接続しておくことを前提条件としているのに対して、こちらはパソコンだけで処理をすることができます。
デジカメを介さない環境があれば…
できれば、デジカメを介さず、DVDデッキやブルーレイのデッキ、あるいはTV自体にSDカードを差し込んで画像を見ることができる環境があれば最高です。GIGAスクールでこうした環境が進んでいる自治体はいいですね。機器の新規導入の時にはしっかり検討してください。
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