地味でも、インサイドパス
- サッカーを学校体育で扱うのは難しい。手でボールを投げることでさえ難しい子供がいるのに、それを足でするとなるとなおのこと。思った方向に蹴ることもできないのに、サッカーがゲームとして成り立つわけがない。
- そこで、まず、インサイドパスから。壁蹴りがとても効果があります。地味な練習ですが、大事だと思います。
- 学年の始めにやらせておくと、何人かはコツをつかんできます。下校後も練習をするように言っておくと、やった子供は伸びます。
- インサイドパスについて教えます。「コントロールが正確な、足の内側で蹴るパスです。」ぐらいでいいでしょう。
- 蹴る場所を教えます。「足が曲がってLの字になっていますね。その、曲がっているところでボールの中心を蹴ります。」
- 「足はガニマタになります。」・・・・・実際に見せましょう。
- 壁から1メートル離れて、蹴らせます。体育館でラインがあれば「そこより前に行かないように」と指示をします。
- できれば左右どちらも使って。
- 強く蹴ると強くかえってくるし、弱く蹴ると弱くかえってきて1メートルに届きません。
- 足を上手に踏み変えないと、返ってきたボールを上手に蹴れません。この踏み変えのタイミングが習得できるようになるのも壁蹴りの大事な目的です。「いかに軸足(蹴らない方の足)をボールに対していい位置にもっていくか」を体感させることが重要です。先生が模範をできるなら、見せてあげてください。
- 10分ほど、できるまでずっとやらせます。できた子供から名前を呼んでやめさせてもいいでしょう。中には壁に近づきすぎたり、離れて無茶蹴りをする子供が出てきますので、1メートルに修正させます。
- できれば、体育の時間のはじめに5回ぐらい、やらせてみてください。
- 上手になったら、友達と二人組みになって、パス練習をやらせましょう。
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★「サッカー」インステップキックの練習その1
★「サッカー」インステップキックの練習その2
★「サッカー」インサイドパスの練習
★「ボールを単に投げる練習」は必要です
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matsui
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