「くらしとごみ」書籍の紹介

環境関連の図書

一口に環境問題と言っても、「環境問題問題」というような様々な議論があります。子供たちにとって大事な学習であるからこそ、教師側が知識や意識をしっかり持っておくことが必要だと思います。以下、数点の資料をご紹介します。

【書名】21世紀こども百科 地球環境館(小学館)

ビジュアル重視で見やすく、わかりやすい解説もありがたいです。「今「ごみ」が危ない」は、センセーショナルな写真もあり、子供たちに問題意識を持たせやすいと思います。

【書名】環境問題はなぜウソがまかり通るのか(武田邦彦、洋泉社)

このシリーズは第3巻まであり、環境問題に関する疑問を呈しています。

「ペットボトルは燃やした方がよい」「北極の氷が解けても海面は上昇しない」など、私たちが思い込んでいることが本当に正しいのかどうかを考えさせられます。

武田氏にはその他にも多数、この手の問題定義をした著書があります。一生懸命にエコ活動をしている人たちに冷や水を浴びせかけるような部分もありますが、よりニュートラルに物事を見つめるという意味では、こういった本に目を向けることも大切だと思います。

武田氏は「若い人に言いたいのは、世間で流通している正義の物語を信じるのは、墓に入ってからでも遅くはない」と、いかにも科学者らしい懐疑主義的なものの見方をしておられます。

【書名】“環境問題のウソ”のウソ(山本弘、楽工社)

上記の武田氏の著書の矛盾点を丁寧に指摘しています。データの間違いや偏った解釈、飛躍した議論について示されています。素人には、どっちがどうなのか分からなくなってしまいます。

ニュートラルな視点で

さて、何が正しくて何が間違いなのでしょうか??教師や子供に本当の答えを導き出すことは、ちょっと難しそうですね。

人間以外の生物にとっては人類に滅びてもらうのが最も環境的にありがたいのかもしれないという意見もあながち間違いではないかもしれません。

小学校ではよく、「リサイクル」と言って牛乳パックやペットボトルで工作をさせます。これは本当はもう一度使うという意味で、「リユーズ」と言うべきです。私は、再生(リサイクル)すれば資源になるものを、リユーズ(再利用)することで、再生不可能にしているような気がしてしまいます。「いや、再利用する事によって子どもに物を大切にする心情を涵養するんだ」とおっしゃるかたもいるのですが・・・

そういったことの是非を含めて、教師自身が環境問題についての考えを深めていく必要があると思います。大切なのは、おそらく、ニュートラルな視点から冷静な判断をする姿勢を教師が持っていて、子供もまたそういった姿勢で物事を見ることができるように育てることだと思います。

少なくとも環境教育のベースには、「物を大事に」「人(自然)を大事に」が基本にあり、小学生にはここのところをしっかりと教えてあげるべきだと思います。

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