目次
1 まず、教材を読んで、自分の教材観をもつ。
(1)必ず自分で読んで、自分の初発の感想を大切にすること。 ※ 指導書や人の教材観を最初に読んではいけない。
(2)その初発の感想を必ず書くこと。箇条書きで、メモ程度でよい。できたら文章化することが望ましい。
(3)人の教材観を読んで参考にし、自分の感想と突き合わせて教材観とする。
※ 人の教材観を理解できなかったり、納得できなかったりしたものは採り入れない。学年の担任同士で教材について話し合うのが一番良い。
(4)できたらそれを文章化することが望ましい。
2 注意すること
- 借り物でなく自分の教材観とすること。
- 上記の手順をしっかり踏むことで、自分の読みが深まり、他の教材を読んでもすぐに自分の読みとして自信が持てるようになる。
- 子どもの読みがよく理解できるようになり、子どもの読む力をつける望ましい指導ができるようになってくる。
- 教師の教材観によって子どもの読みが左右されることを忘れてはならない。
3 講師プロフィール
1928年、神奈川県生まれ。横浜国立大学教育人間科学部非常勤講師。
神奈川県茅ケ崎市元教育委員長。退職後の今も、茅ケ崎市内の小学校で「授業行脚」と称し、ボランティアで授業を行っている。
参考文献 青木照明:「言霊が実現する瞑想読み」(2011年:文芸社)
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