1 1. はじめに
本記事は、兵庫県教育委員会が阪神・淡路大震災の教訓を生かすために設置した震災・学校支援チームEARTHによって執筆されました。
これまでのEARTHの活動の中で蓄積されたノウハウを体系化した、「EARTHハンドブック」の紹介記事です。本記事では、ハンドブックの中でも第3章「平時の活動」の内容を紹介いたします。この章では、災害に備えて平時には何を準備しておくべきかまとめてあります。下記のURLからハンドブックをDLし、ご活用ください。
http://p.tl/Pe_N
また、あわせて第2章「災害時の活動」( https://edupedia.jp/entries/show/980 )、第5章「マイイエローページ」( https://edupedia.jp/entries/show/983)もご覧いただければ幸いです。
一覧ページはこちら→ http://p.tl/vkMU
2 2. ハンドブック掲載内容例
ハンドブック掲載内容の例を紹介いたします。
第3章、P.65 3.3.2避難所支援班の組織化と訓練
このように、体系的・かつ使いやすく災害に備えて平時に準備しておくことがまとめられています。
3 3. ハンドブック掲載内容詳細
ハンドブック第3章の掲載内容詳細を簡単に紹介いたします。実際に活用される場合は、下記のURLからDLして下さい。( http://p.tl/Pe_N )
1 キャパシティービルディングとEARTH
EARTHが目指す、「キャパシティービルディング」について説明しています。
2-1 防災教育指導計画の作成
防災教育指導計画にあたっての注意事項です。
2-2 防災教育副読本、資料などの活用
副読本や資料について情報をまとめています。
2-3 地域素材を生かした防災教育の推進
フィールドワークなど、地域に密着した防災教育の方法についてまとめています。
2-4 ボランティア体験活動
体験活動を行う際のポイントや、活動の事例を紹介しています。
2-5 心のケアの理解と一般化について
心のケアの体制の在り方などを解説しています。
3-1 開放施設の明確化と開放順位の設定
管理運営上必要な場所は非開放とするなど、災害時の開放の基準作成についてまとめています。
3-2 避難所支援班の組織化と訓練
避難所支援班の位置づけをまとめています。
3-3 災害対応マニュアルの整備
マニュアル作成についてまとめています。
3-4 防災訓練の工夫改善
防災訓練の見直しのポイント等をまとめています。
3-5 施設・設備などの安全管理
安全管理のチェックポイントをまとめています。
4 語りつぐ
平成15年、大分県教育委員会主催のイベントで伝えた震災の教訓についてまとめています。
4 4. 編集後記
災害が発生した時だけでなく、その後の避難生活に備えて基準をつくる、あるいは備品をチェックしておくことは、地域に密着した学校となるために不可欠であると感じました。ハンドブックを使い、災害対応マニュアルの見直しをしてみてはいかがでしょうか。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 徳川龍一)
5 5. 協力団体紹介
兵庫県教育委員会では、全国初の組織として震災・学校支援チーム(EARTH)を設置しました。震災の教訓を生かし、県内及び他府県等において震災等があれば、要請に基づき、避難所となった学校の教育復興を支援する活動を行っています。
平成12年の発足以降、これまでに、北海道有珠山噴火をはじめとして、新潟中越地震、スマトラ島沖地震に伴うインド用大津波など、自然災害に見舞われた被災地の学校の児童生徒や教職員への支援活動を行ってきました。また、防災教育に関する後援を通して震災を語り継ぐなど、県内外の防災教育の推進に貢献しています。
EARTH団体HP( http://p.tl/pEFj- )
震災・学校支援チームEARTH
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