はじめに
家庭で取り組む順番は「早起き→早寝→朝ご飯」だということを知りました。それまでは、世の中で言われている「早寝→早起き→朝ご飯」だと思っていました。
「よい眠りが脳と体を守り、育てる」より
滋賀医大睡眠学講座(2004年、日本で初めて開設)の宮城総一郎教授の文章「よい眠りが脳と体を守り、育てる(『栄養と料理』2010年3月号より)」を読む機会がありました。「睡眠をとらない脳」をパソコンに例えておられました。
睡眠不足は、パソコンを長時間使い続けてオーバーヒートした状態だから、OFFにして冷やしてやるのが睡眠だと言っておられました。宮城教授によれば、睡眠は、
「脳を創る」「脳を育てる」「脳を守る」「脳を修復する」
機能を担っているとのことです。
「日本人の睡眠不足は、もう限界に来ている」
という宮城教授のひと言に、私たちは耳を傾けなければ、と感じます。不眠症の日本人が20~30%?睡眠不足は、肥満を誘導する?等の心配なことも書いてましたが、やっぱり実行してみたくなる、よい情報をお伝えします。
人は起きてから15時間後に眠くなる
「人は起きてから15時間後に眠くなる」と書いてありました。つまり、朝起きた時間によって、眠たくなる時間が決まってくるということになります。よい眠りのために、心がけたい「6つの習慣」を書いておられたので、紹介させてください。
宮城教授のオススメ「6つの習慣」
① そうだやっぱり、早起き・早寝・朝ごはん(大事なのは、早起き。その結果→早寝)
② カーテンをあけて、よい目覚め(10cmでも開けておくと、朝の光で体が起きるよ)
③ 朝、昼はしっかり食べて、夜は少なめ(私は正反対でした。不眠症です)
④ 昼間に動くと、よく眠れる(デスクワークの人も階段を使うなど、体を動かす工夫を)
⑤ 夜は暗くして、快眠モード(夜10時以降は、パソコン・ゲーム等はやらない方がよい)
⑥ 眠れないときはストレッチ(リラクゼイション効果あり)
睡眠が学力にも影響を!
小学生では、夜9時までに寝る子の学力偏差値が高い}という統計表がのっていました。
中学生では、睡眠時間7~8時間の生徒の正答率が高い}というグラフがのっていました。昔から「寝る子は育つ」とは言いますが、ちょっと驚きですよね。心がけたい6つの習慣、夜もたいへんな授乳中のお母さんや、夜勤のある方はやむを得ません。
しかし、せめて、保幼小中高の成長期にある幼児・児童・生徒のみなさんには、健やかに成長する体の健康のためにも、ストレスを増やさない心の健康のためにも、そして、学力低下を防ぎ学力UPのためにも、ぜひお奨めしたい習慣です。
実際に試したら、驚きの結果が
それで、私もわが子たちに試してみました。
それは、子どもが登園・登校する日の朝は、子どもが起きなければならない時刻の30分~1時間前に寝ている部屋のカーテンを開けて、部屋の電灯もつけちゃう}ことです。眠っている子どもの体が朝の光に反応して、早起きのリズムが徐々につくれました。
「はよ、起き!」「いつまで寝てんのや!」「遅刻するやろ!」
と言わなくても、子どもが早起きする習慣をつける、イチ押しの方法だと、実感しました。
「やってみて、成功しました」
という声も、たくさんもらいました(なんと、びっくり!保幼小中高すべて)。
というわけで、とりわけ小学校入学前の保育園・幼稚園の年長さんや、朝練のある中学生、遠くまで通う高校生には、超オススメだという結果でした。
キラキラ笑顔「おはよう」の3原則
楽しい時や、おもしろい時に笑うのは、「受動(受け身)の笑顔」と言われています。
では、「能動の笑顔」とは?
その第1歩は「おはよう」の3原則だそうです。
(1)おはようは、笑顔づくりの第1歩
(2)おはようは、目を見てにっこり元気よく
(3)おはようは、人より先に自分から
この3原則を実行していくと、「能動の笑顔」が自然に出せるようになるとのことです。「能動の笑顔」の例を以前、何かで読んだことがあります。うろ覚えですが、だいたい次のような例え話でした。
「いらっしゃいませ」
はお客様をお迎えするあいさつです。気持ちがこもっていないと、相手の心に響きません。新しい店のオープンの日ですから、店の人はお客様が来てくださるか心配です。そして、やっと1人目が来店された時の店の人の気持ちを思い浮かべましょう。本当なら、お客様に駆け寄り、お客様の両手を握り、感動しつつ、
「ありがとうございます。他にもお店はたくさんある中、ようこそ私どもの店においでくださいました。本日はありがとうございます。まことにありがとうございます」
と、心から感謝の気持ちを伝えたいかも知れません。でも、これを実行しまったら、お客様はびっくりして逃げて帰ってしまうでしょう。お客様をびっくりさせないで、
「この店に来てよかったな。また来たいな」
と思ってもらえるにはどうしたらいいでしょう?『たねや』の「もてなしの心」にヒントがあります。
「目は口ほどに物を言う」
ということです。つまり満面の笑みです。お客様の目と目を合わせ、にっこりと感謝の気持ちをこめて元気な声で、
「いらっしゃいませ」
と言うのが「能動の笑顔」ということになるわけです。そんな笑顔で伝えたこちらのまごころは、相手の心の底まで響き、相手の心をつかみます。そして、リピーターのお客様も増えていきます。
だいたい、こんな話でした。
「キラキラ笑顔」は元気玉のメッセージ
この「能動の笑顔」を、何と呼びましょう。みなさんも、自分でステキなネーミングをしてみてはいかがでしょうか。
私は「キラキラした気持ちの笑顔」=「キラキラ笑顔」と呼びたいと思います。朝、起きてきたわが子には、そんな「おはよう」を言ってあげたいですね。
「キラキラ笑顔」の「おはよう」は、「人は毎日、生まれ変われるんや」という、親から子への、元気玉のメッセージでもあるのです。
学校や園でも「おはよう」は「一期一会」の出発点
学校や園でも同じです。担任の先生から、そんな「キラキラ笑顔」の
「おはよう」(今日も会えてうれしいよ)
「さようなら」(明日も待ってるよ)
と言ってもらえた子どもは、思わず笑顔になり、先生が発信するあったかさが伝わり、幸せなキラキラした気持ちに、きっとなることでしょう。
「今日も、キラキラ笑顔の先生といっしょにやるぞ」
「明日も、学校・園に来たいな。キラキラ笑顔の先生に会えるから!」
わが子が通った小学校でも、雨の日も風の日も雪の日も、学校前の横断歩道に立ち、
「おはよう」
と声をかけ続けた校長先生がおられました。やれそうで、毎日となると、なかなかできることではありません。わが子たちは、もう何年も前のことなのに、
「覚えている」
と言います。私の母校である、滋賀県内の高校にも、定年退職するまで、それをやり続けた校長先生がいたと、同校教諭から聞きました。
「高校にも、そんなステキな学校長がいるんや」
と、思わず、口にしてしまいました(同校教諭は、高2の時、同じクラス)。校門で「おはよう」を言わない学校長がダメだと言いたいのではないので、誤解なさらないでください。その校長先生は定年退職後、県内にある私立大学で4年間、学生をサポートする立場で勤務されました。そうしたら、やっぱり、雨の日も風の日も雪の日も、大学の入り口で、
「おはよう」
と、9時から始まる1限目に来る学生たちに、声をかけ続けられました。私も直接、そのお姿を見かけました(私には無理・・完敗です)。3年前、教職支援講座を年6回全部、私に任せてくださったのが、その先生です。2年前、私に「非常勤講師に推薦したい」と声をかけてくださったのも、その先生です。非常勤講師3年目に入った今年の春、その先生の
「おはよう」
を聞くことは、もうできません。ご自身の地元で自治会長をされていると伺いました。地元の小学校の登下校サポートなどを頼まれたら、きっと、
「おはよう」
って、声をかけておられることでしょう。高校でも、大学でも、「伝説の先生」として、卒業生や教職員の心にずっと残る方}と、30年以上の時を経て、3年間ご一緒できましたこと、とてもうれしく思います。その先生とは、私が高1の時に1年間だけ、「体育」を習った若い体育教師(当時)でした。
その先生と出会っていなかったら、私が大学教育に携わることはなかったし、保育教育情報ブログを始めることもなかったし、こうしてEDUPEDIAに記事を投稿することもなかったでしょう。
「おはよう」
とは、人の人生に影響を与えるかも知れない「一期一会」の出発点でもあるのです。今も尊敬してやまない、第2の人生のチャンスをくださった大恩人ですが、誇大表現は一切なし、ありのままの事実であることを、書き加えておきます。

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