学習のまとめ「○○新聞」評価のポイント(はなまるサポート)

1 概要

この実践は(株)教育同人社の許可を得て、「はなまるサポート」の学習指導ポイント一覧より転載しています。
実践の続き(無料)は最下部のURLからご覧ください。
また、以下より実践をPDFでダウンロードできます。
添付ファイル

(1)通知票作成に向けて

7月は、いよいよ通知票作成に向けて取り組んでいることと思います。
ここ数年で2 学期制の学校も増えたようですが、評価してきた記録をまとめているのは同じだと思います。
社会科では、日頃、子どもたちのノート、ワークシート、新聞などの作品、学習に取り組む姿勢などを評価し記録しておいたものと、単元(小単元)ごとのワークテストなどを参考に観点別で評価をしていくと思います。

下の表は、国立教育政策研究所教育課程研究センターで示された「評価規準の作成のための参考資料」( http://www.nier.go.jp/kaihatsu/houkoku/index_e.htm)を基に、S校で作った評価規準です。お示しするのは 6 学年1学期のみですが、各学校では、このようなものを、教員間で共通理解を図るために、或いは保護者会資料として作成していると思います。

今年の3月、教育課程研究センターでは、評価の指導資料・事例集「評価方法等の工夫改善のための参考資料」( http://www.nier.go.jp/kaihatsu/houkoku/index_e.htm)を公開し、より適切な評価を行うように示しています。
評価は確かに児童の実態を捉えるために多面的にかつ様々な場面で必要ですが、評価をすることにあまりとらわれすぎると、時間がかかりすぎ、気持ちが滅入ってしまった経験があります。
一人一人の教師が無理なくできることがまずは大切です。
そのためにも評価規準を設定して、評価方法を考えておくこと、また、どの場面で主にどの観点の記録を残しておくかを考え、計画的に授業に取り組むことに心がけていれば、学期末にあわてずに評価の記録をまとめていけると思います。

(2)「新聞」を評価するポイント

① 学習のねらいに合った新聞になっているか。

このことは、基本中の基本で、評価以前の問題かもしれませんが、伝えたいことをきちんと伝える技能は、身に付くまで時間がかかる子も案外と多いのです。
単元の学習をまとめているはずなのに、新聞の内容が大変ずれているという経験は私だけではないと思います。
まずは、学習のねらいに合った内容になっているか、クラスの学習問題を意識して、その解決のための内容になっているかを評価します。
私の場合は、割付(下書き)の段階で一度見るようにしました。そうすることで、何を主に伝えたいかを確認でき、ずれを修正してあげることができました。

② 評価する観点を決め、記録に残そう。

自分はこの新聞で子どもたちのどの力を評価するかを決めます。例えば、・適切な資料を選択しているか、選択した資料を読み取って、よく理解して書かれているか。<観察・資料活用の技能> ・出来事の特色について考えたり、他の出来事と関連付けたり比較したりして考えたことが書かれているか。
<社会的な思考・判断・表現> 決めた観点については、どの子についても記録します。
記録の仕方は評価規準に照らして記号等で表し、顕著なことは記述しておきます。
顕著なことは忘れないと思っても、残しておかないと記憶が曖昧になってしまいます。
評価で疲れすぎないように記録の仕方を簡潔にしておくとよいですね。

③ 指導と評価は一体です。

適切に評価をするには、評価ができる新聞になっている必要があります。
子どもの考える力とその表現力を新聞の内容から評価しようと思っても、記事の中になければ評価のしようがありません。
やはり、新聞を作る段階で考えを書き入れる欄を作るように指導することが必要です。
資料についてもそっくりそのまま写すのではなく、自分なりの工夫をすることを指導しなければなりません。

④ 記事は正しい内容で。

出来上がった新聞を見ていると、事実が違っていたり字が間違っていたりしていることを時々発見します。それは必ず訂正してあげましょう。
このことは社会に限らないかもしれませんが、壁に貼ってある作品が正しい字で書かれていると、先生はよく見てくださっていると信頼が増してきます。
最後の評価の仕上げとして心がけてみてください。

実践の続き

続きは以下のURLよりご覧下さい。
http://www.djn.co.jp/support/special/point/docs/2011/7/4/3.php

2 実践者紹介

初等教育研究所 加藤 良子 

元公立小学校教諭、23年3月末で退職。
38年間に4区5校で勤務する。各区で社会科部に所属。地域教材を開発して、各学校で実践してきた。
趣味は、江戸の歴史や文化に親しむこと。月に数回、江戸東京博物館で展示ガイドボランティアをしている。

3 サービス紹介

教育同人社の「はなまるサポート」では、若い先生のための授業ヒント集として、毎月の学習指導ポイントを細かく解説をしています。また、不明点や疑問点などを無料で相談できます。
http://www.djn.co.jp/support/

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 下村太郎)

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