はじめに
学級懇談会、家庭教育学級、PTA教育講演会、学級通信、学年だより、学校だよりなどで、保護者のみなさんから、反響(やってみたら効果があった!というお返事)があった内容を、ずらっと並べてみました。一度に全部伝えようとするのは無理があります。それより、小出しに伝えていくほうが保護者のみなさんにも伝わりやすいようです。特に順番もありませんので、どうぞ、先生方も、今はこれだ!という、リアルタイムな時にこそ、1つでも2つでも、自由にご活用いただければ、と思います。
要は、保護者さんの心の中で眠っている(あきらめている)、やる気(意欲)を引き出すための、呼び水を先生方がすることです。それで、その気になって、1つでも実行してくださったら、子どもの笑顔がちょこっとずつ増えていくのではないでしょうか。子育てとは、そんな親子の相互作用(お互いの相乗効果で、子どもも育つし、親も育つ、そんな関係づくり)の積み重ねですから、先生方も、ご自身の「ひと言アドバイス」の「引き出し」を増やしましょう。それは、子どもや保護者との信頼関係を太くする土台に、きっとなるはずです。「学びは人間関係の中で成立します」、そうすると「学びをあきらめない子はくずれません」、そして「あったかい空気の学級づくり」の礎となります。
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虐待から親も子も守るため① ~5つの発想の転換 | EDUPEDIA
そうだ!やっぱり、早起き、早寝、朝ごはん
- まずは「早起き」が1番です。
- 起こしたい時間の30分前にカーテンを開けて、部屋の電気をつけましょう。(個人差があるので1時間前でもよい)
それが習慣になると、夜も早く眠たくなって、自然に早寝早起きする子になります。
以上、よい眠りのために心がけたいの習慣(滋賀医大:宮城教授の講演より)
どうか、幼いわが子を、家族の一員として頼りにしてやってください
- 「どうせボク(私)なんか・・」と、言う子になってほしくないからです。親から頼りにされない、親から「できが悪い」と言われる、親からしかられてばかりという3つが、子どもから「自信」と「安心」と「意欲」をうばい去ります。
- 「何となく自分はOKだ!捨てたもんじゃない」と思う子になってほしいからです。お手伝いを頼んでほめて、「大好き」のメッセージをいっぱい伝えましょう。
1,親が笑顔で「おはよう」と言うと、子どもも元気が出ます。
2,親が楽しそうに歌うと、子どもも歌うのが楽しくなります。
3,親が遊ぶのを楽しむと、子どもも遊ぶのが楽しくなります。
4,親が「うんうん」とうなずくと、子どもも満足できます。
5,親が気持ちに共感してやると、子どももうれしくなります。
6,親が「困ってるの?」と聞くと、子どももしゃべります。
7,親が「えらいねぇ」とほめると、子どももやる気が出ます。
8,親が「大丈夫だよ」と支えると、子どもも自信を持てます。
9,親が共に心から喜ぶと、子どもの喜びも2倍になります。
10,親がどっしりしていると、子どももなぜか安心できます。
親が子どもの話に、子どもの目を見て、耳を傾けることには、大きな意味があります
- 「ながら聞き」では子どもの心は満たされません。(スマホLINEしながらは×)
(台所仕事の手を止め、しゃがんで、子どもと同じ目線で聞いてあげましょう) - 子どもの話す時間と、親の話す時間の、どっちが長いですか?
(いつも親の話す時間が長いと、口数の少ない子になっていきます) - 「そうなの」とうなずきながら、子どもの言葉をくり返しましょう。
(子どもの話す言葉を親がくり返すと、子どもの口数がだんだん増えてきます)
小学校に行ってからも、友だちと仲よくできる子には共通点があります
- 友だちの家へ遊びに行く時、相手の家のルールを守ると、つき合いが長続きします。
- 子どものけんか:くやしい気持ちに寄り添うのが親の役割です。相手の子に親が口を出したり、相手の親に直接言うと、親同士がこじれ、子ども同士も仲直りできません。
- 子どもが泣かされてきた時、「そうか、よしよし、くやしかったねぇ」と共感しつつ、
「あなたはね、友だちからバカにされるような子じゃないよ。あなたはね、決して
ダメな子じゃないからね。私の自慢の子やで」
と抱きしめてあげましょう。
親の失敗談が温かい家庭・しゃべりやすい家庭を育てます
- 親が立派すぎない(立派な親を演じない)こと、です。
- 親のズッコケ体験「アッハッハ」で、子どもも安心!(親は過去の栄光を自慢しない)
(家族で一致できないことがある時こそ、毎日、お互いに「ありがとう」の気持ちを、言葉で伝え合う姿を、子どもに見せてほしいなと思います。わが家を、わが子の安心基地として、ほっこりできて、安心感のゆるがない場所にするためです)
学校・園で、自分を出したがる子、出せない子、どちらも親の態度で決まります
- 子どもが親に聞いてほしい時、スマホでLINEしながら返事をしていると、自分の言葉を親にじっくりと聞いてもらった後に、親から言葉を返してもらうという、満たされた会話の経験が少なくなり、代わりに「先生、聞いて聞いて」と言ってばかりの子になります。
- 親が熱心に指示語や注意ばかり子どもに言っていると、お互いの言葉に耳を傾け合うという本当の意味での会話・対話ではないので、子どもは「間違ってはいけない」と思い、自由な自己表現ができなくなります。常に評価(よい子・ダメな子)をされているというプレッシャーを感じながら育つと、子どもは「よい子ストレス」で身動きできません。
言ってはいけない親の『ひと言』&言ってほしい親の『ひと言』
×「ダメねえ」「まだなの」「はやくしな」「おそすぎ」「どこ聞いてたの」
×「できてないじゃん」「なにしてたの」「ほんとにしたの」
×「こんなこともできないの」「めずらしいこともあるね」
×「△△(きょうだい)を、みならってよ」「後でね」「もっとがんばれるでしょ」
など、子どもをへこます言葉(自分でダメな子やと思い込む)は禁句です。
××× 小1の子が「テスト90点とってきたよ」→「じゃあ100点は何人なの?」
○「おはよう」「がんばってるねえ」「ありがとうな」
○「ちょっと手伝って」→「うれしいわぁ」「すごいじゃん」
○「ちょっと助けてぇ」→「すごく助かったわぁ」「よくやってくれたねえ」
親が先手を打ちすぎると、子どもの自立につながりません
- 子どもが失敗しないように、先に手を打ちすぎないこと(指示待ち人間にしない)。
(子どもが、なかなか自分でしようとしない「お客さん」になってしまうからです) - 子どもがイメージできる言葉で語りかけましょう。
「しっかりしなさい」「ちゃんとしなさい」「はっきりしなさい」「わるい子ね」「よい子にしててね」は、子どもがイメージしにくい言葉です。
「明日の用意」も、まずは「いっしょにしようね」から始めましょう
- お小遣いと、お手伝いは別々に考えましょう。
(お手伝いをしたら10円あげるというパターンは、できたら、やめましょう)
(働く喜びを体験させること「共に働いて楽しい」「誰かの役に立ってよかった」) - 習い事をするかどうかは、子どもの気持ち(やりたいかどうか)が基本です。
(週4日以上通うとストレスがたまり、学校でストレスを友だちにぶつけます) - 登下校の道を入学前の春休み、いっしょにお散歩してみましょう(危険な所の確認も)
(集団登校なら入学前、親同士で班長の親に「お世話になります」と言いましょう)
「親子の対話:携帯型ゲーム機」が「親子の対話:ケータイ(スマホ)」の土台です
- ゲームをやめない時の親子のステキな会話の例です。
親「何時までしたいの?」→子:やめない「○時まで」
親「もう○時やで。どうするん?」→子:やめない「○時半まで」
親「もう○時半やで。約束2回も破ったら、お母さん悲しいな」→子・・・ - ニンテンドー3DS「親子の約束18」(案)
1. 3DSにはインターネット機能があり、パソコンに近いゲーム機なので、家族の持ち物であることを、いつも忘れない。
2. まず、説明書の「保護者による使用制限」のページを、すべて親子で読んで、必ず親子で話し合う。
3. 3DSを使っていいのは夕方△時から△時まで。(△は親子で相談して決める)。夜はダメ。(3DSは目がさえる→寝不足・朝寝坊になる)
4. ゲームソフトは、年令制限を守る(例:12才以上対象ソフトは×)。「保護者による使用制限」可能。
5. ネットと接続したり、eショップでアイテムを購入しなくても、3DSは十分楽しめる。「保護者による使用制限」可能。
6. 3D映像の表示をしなくても、3DSは十分楽しめる。「保護者による使用制限」可能。
7. 写真や画像・音声・動画・長文テキストの送受信をしなくても、3DSは十分楽しめる。「保護者による使用制限」可能。
(2013年11月、ニンテンドーは「いつの間に交換日記」と「写真交換」ができるサービスを停止しました)
8. 他のユーザーとのインターネット通信をしなくても、3DSは十分楽しめる。「保護者による使用制限」可能。
9. 他のユーザーとの「すれちがい通信」をしなくても、3DSは十分楽しめる。「保護者による使用制限」可能。
10.「フレンド登録」しなくても、3DSは十分楽しめる。「保護者による使用制限」可能。
11.DSダウンロードプレイを使用しなくても、3DSは十分楽しめる。「保護者による使用制限」可能。
12.配信動画の視聴をしなくても、3DSは十分楽しめる。「保護者による使用制限」可能。
13.自分を「ネットいじめ」から守るため、まず、自分自身が、人の悪口や意地悪なことを、3DSでも絶対しない。
14.写真や動画を撮るより、自分の五感を使った直接体験そのものを大切にする。
15.何時間も3DSを続ける(はまる)依存症にならないように気をつける。
16.3DSなしの生活もできるように、親と相談して3DSを使わない日もつくり、友だちとの直接の会話を大事にする。
17.周りの出来事にも目を向け、人の目を見て会話し、自然を五感で感じ、感動できることを探す。
18.約束を破ったら3DSを親に返す。親子で話し合い、一からやり直し、いっしょに学んでいく。
※ 追加:子どもは、コンビニで売っているニンテンドープリペイドカードを、親に内緒で買わない。子どもが、ネットショッピングにはまると、金銭感覚がマヒしますし、金銭トラブルに巻き込まれるからです。
以上、ネット教育アナリストの尾花紀子さんが翻訳されたアメリカの「スマホ親子18の約束」を参考に真似させてもらって、「3DS親子の約束18」のたたき台(案)をつくってみました。各ご家庭の現状に合わせて改良して、ご活用ください。もうすでに買い与えてしまった場合でも、気づいた時が、親子の対話のスタートですよ。この携帯型ゲーム機に関する親子の対話こそ、中高生にケータイ(スマホ)を持たせる時の大事なベース(親子の対話を大切にする子育て)になります。
まとめ
今回のパパママ育児【ちょこっと作戦10ステップ】ですが、「子育て」とは、実は「親育ち」なんだ、と実感してもらうための作戦なのです。子育て初心者のパパママさんご自身が、親として育っているな(3歩進んで2歩下がっても大丈夫だ)と実感しながら、日々の子育てをできることが、児童虐待を防ぐ(虐待から親子を守る)ために最も大事なことなのではないでしょうか。

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