1 はじめに
この実践は、中学校社会科教諭 額田晶子先生の許可を得て授業方法を紹介しています。
2 概要
ノートは、ただ黒板を写す作業ではなく、後で見返したときに見やすい・要点がわかりやすいものでなくてはならない。
- 対象学年
- 中学生(中学1年生から身につけることが最適)
- ねらい
- 授業と連動して要点の理解が容易にできる美しいノートを作る。
3 実践内容
教科書には「理解・暗記するべき事項」が載っている。その要点をまとめて黒板に書くとき、重要語句は○や( )を使って示す。
板書例)1854年 江戸幕府はアメリカと○○○○○○を結ぶ。
指示1
「黒板と同じようにノートに書きなさい。」
指示2
「教科書の120ページに答えがあります。見つけたらノートの○に書いて見せに来なさい。何度見せに来ても良いです。」
※ヒントと同時に指示を出す。
※ノートを見て、正解していたら赤のボールペンで解答の付近に小さく○を書く。
指示3
「では、黒板の○に答えを記入してください。」(一番目に正解できた生徒、または二番目・三番目に正解できた生徒に)
原則として一番目に正解できた生徒に指示するが、あまりにも早いスピードで正解できた場合、他の生徒がまだ答えを探しているところに正解を投げてしまうことになるので、その場合は二番目や三番目に正解した生徒に指示を出す。
※この場合、正解は「1854年 江戸幕府はアメリカと日米和親条約を結ぶ。」
である。(←本来ならば6つの○の中にそれぞれ文字が入っているが今回は書式の関係で省略。)
備考
・間違った答えを書いていた生徒には「違います」とはっきり言う。
・10人前後(時間的には3~5分程度)のノートを見たところで
「そろそろ締め切ります。みんなで答えを確認しましょう。」と授業を進める。
・黒板に( )で示す場合は「( )⑥」 のように、
正解の文字数を書いておく。
4 編集後記
額田先生は私が中学生の頃に社会科の授業でお世話になった先生である。当時から歴史科はこのノート活用法を用いた授業展開だった。授業中に先生から指示が出ると、各々必死に答えを探して教科書のページをめくり、ノートに書き込む。先生にノートを見てもらうことが目標の生徒もいれば、黒板に答えを書きたくて速さと正確さを磨く生徒もいた。さらに、自分で答えを見つけることによって内容が頭に残りやすくなるため、問題集を解くときや試験のときなど大変役に立った。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 村上多恵子)
コメント