ALTとのコミュニケーション(授業編)

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目次

1 はじめに

本記事は、株式会社ECCから許可をいただき、小学校教員のための特別英語セミナー第4回を取材し記事にまとめたものです。

このセミナーは英語指導に不安を抱えている、ALTとどのようにコミュニケーションをとればいいのか分からない、そんな先生のために有益なノウハウを提供しています。

ECCのセミナーについてはこちらを参照ください。→http://eccbiz.chips.jp/seminar2/

ALTとのコミュニケーション(授業編)
ALTとのコミュニケーション(運動会)

2 ALTとのコミュニケーション (授業を振り返って)

ALTとどのように協力したらいいか分からない、そんな悩みを抱えている教員は多いのではないでしょうか?本記事で授業を振り返って、どのようにすればより良い授業になったか話し合うための表現を紹介します。ぜひご活用下さい!

Word Power

1. agree
同意する
  2. seem
~と思われる
  3. bored
退屈した、退屈して
  4. may have
~したかもしれない
  5. bit
少し
  6. should have
~すべきだった
  7. keep~ in mind
~を心に留める
  8. perplexed
当惑して、困って
  9. complicated
複雑な、難しい
 10. restless
落ち着かない
 11. energetic
活発な
 12. confused
混乱した、とまどった
 13. differently
違ったふうに

 

Point

use the following expressions when you ask someone's opinion about something specific that has already happened.
過去の出来事について相手の意見を聞くとき、以下の表現が使えます。

1. What did you think of[about] that? (それについてどう思いましたか。)
  2. Why did you think so?       (なぜそう思ったのですか。)

すでに終わったことについて相手の意見をもとめるときは、"What did you think of [about]?" 「~についてどう思いましたか。」という表現を使います。日本人によくある間違いが "How did you think of~?"と言ってしまうことです。疑問視howを使う場合は、"How did you feel about~? となります。

授業の打ち合わせ

ヒロシ(HRT)とデイヴィッド(ALT)が授業後に話をしています。

HRT: Thank you very much for your help with today's lesson.
  ALT: You're welcome.

HRT: What did you think of our lesson?
 ALT: Well, I didn't think the last activity worked well.

HRT: I agree. Some of the students seemed bored/perplexed/restless.
  ALT: I thought so, too. Do you think it was too easy/difficult for them?

HRT: It may have been a bit easy/difficult/complicated, but I think the problem was they didn't think it was interesting/understand.
  ALT: I see.

HRT: We should have chosen a more interesting activity.
  ALT: That's an important point. We should keep that in mind for the next lesson.

HRT:今日の授業、どうもありがとうございました。
  ALT:こちらこそ

HRT:私たちの授業についてどう思いましたか。
 ALT:そうですね、最後のアクティビティがあまりうまくいかなかったように思いました。

HRT:同感です。一部の生徒たちは退屈そうでしたね。
  ALT:そうですね。彼らには簡単すぎたと思いますか。

HRT:少し簡単だったかもしれませんが、そのアクティビティが生徒にとっておもしろいものではなかったことに問題があるのだと思います。
  ALT:なるほど。

HRT:もっとおもしろいアクティビティを選ぶべきでした。
  ALT:それは大事なポイントですね。次の授業に向けて心に留めておきましょう。

下線部の表現を入れ替えてどんどん活用しましょう! こうした一言があるかないかだけで授業の質が変わってくるはずです!

3 セミナー講師紹介

太田 敦子 氏 総合教育研究所 所長

宮脇 敬子 氏 ECC外語学院講師/ ECCグローバルコミュニケーション専科講師
(2016年8月現在)㈱ECC 総合教育研究所勤務 ECC法人事業部より派遣、大学や高校で、 英検、TOEIC、TOEFLなどの資格講座担当

堺 研二氏 ECC総合教育研究所所員
『英語で説明する日本の文化』(語研)執筆協力(第2章「日本文学」)
『10000語レベル スーパーボキャブラリー ビルディング』(ベレ出版)執筆協力(一般語彙)
『英語をモノにするカタログ』(アルク)「資格試験マニア」
『TOEIC/TOEFLにチャレンジするためのSUCCESS』(アルク)「TOEIC免許皆伝」

Jay Feeley 氏
ECC外語学院講師 一般英会話クラス、グローバルキッズクラス担当
ECC総合教育研究所所員 幼児から大人まで幅広い教材製作、教授法研究に従事

4 編集後記

近年、小学校教員にも英語力を重視する傾向が強まっています。どうすれば質の良い授業になるのか、ALTとどのように協力したらいいのか分からず不安になる教員もいると思います。ECCは公教育の現場におけるこのような環境の変化を受け、小学校教員の皆さまの英語力と指導力向上への支援活動の一環として特別セミナーを開催しております。ぜひ一度参加ください。
(編集・文責:EDUPEDIA 内山翔太)

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