1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
シリウスのホームページはこちら→ 静岡教育サークル/シリウス
【前半】もぜひご参照ください。↓↓↓
わり算のひっ算【前半】 ~算数3・4年(シリウス) | EDUPEDIA
2 実践内容
わり算の筆算~(3位数)÷(1位数)のわり算は、お金を使って
教科書では、折り紙等を使っていることもありますが、お金の方が考えやすいのではないでしょうか?
【理由】 お金を100円玉で分ける、10円玉・1円玉に分解するという考えが出やすいからです。
3人でお手伝いをして、もらったお金が639円あります。きょうだい3人で分けると、一人分はいくらになりますか?
- 式12÷3=4 100点満点中の3点くらい。
「同じように」が抜けている。世の中そんな平等であるわけない。
「÷」は、お前とオレで同じように分けようね、という意味。
- 同じように分けるのならどうする?-500円を100円玉にする。
3けた÷2けた商を立てる位
わり算の筆算で、3けた÷2けたは、子どもにとって、急に難しくなるところだとわかりました。サイコロを使って意欲化を図りました。
「3けた÷2けた商を立てる位」
3けた÷2けたは、子どもたちにとって抵抗があるようです。
そこでサイコロを使って問題作りをして意欲を持たせながら習熟化を図りました。
- 隣の二人組でサイコロ(積み木)をもらう。黄色2個、赤2個。
- サイコロに鉛筆で数字を書かせます。黄色1:1,1,2,2,3,3
黄色2:1,2,3,4,5,6
赤1:4,5,6,7,8,9
赤2:1,2,3,4,5,6 - サイコロを振って数字を当てはめます。
- 二人組で計算をさせます。
- 一の位に0が立つ式が偶然できて、子どもは困って聞きに来ます。
- 「一の位の商に0が立つ場合」の学習につなげます。
- サイコロを振って、商に0が立つ式を作ります。
※全部ひっ算させないで、商に0が立つかどうか見通しを持たせます。
わり算のひっ算リレー
ゲームを通して習熟を図りました。
習熟のために[立てる]→[かける]→[引く]→[おろす]のアルゴリズムを、班の中で役割分担して、チョークをバトンに計算リレーをします。
- 4人で一組作る。[立てる][かける][引く][おろす]の順番を決めます。
- 教師が問題をいう。[おろす]の人が問題を書きます。
- チョークをバトンに[立てる][かける][引く][おろす]の計算をつなぎます。
- 早くおわったチームが勝ちです。
3 プロフィール
静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。
4 書籍のご紹介
クラスがぎゅっとひとつになる!成功する学級開きルール&アイデア事典
5 編集後記
難しい単元ですが、教科書を平易にかみ砕き、オリジナルで身近なお金に置き換えて考えるなどのアイデアが素晴らしいと思います。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 河村寛希)

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