ラーニングピラミッド
これは「ラーニングピラミッド」と言って、アメリカ国立訓練研究所が発表している、学習定着率を表す図です。
上から
講義、教科書を読む、視聴覚機器による学習、デモンストレーション、グループディスカッション、練習、他の人に教える
この8つの活動の学習定着率を示したものです。それぞれの活動に学習定着率が示されており、パーセントが高いほど、学習効果が高いとも言えます。
上から
1、講義(5%)
→先生の話を聞くだけの、一斉授業が該当します。
2、教科書を読む(10%)
→読書の方が能動的な分、話を聞くだけより定着する、ということでしょうか。
3、視聴覚機器による学習(20%)
→映像・音声のある学習の方が、より定着するみたいです。
4、デモンストレーション(30%)
→友達(他人)が活動しているところを見ることで、より理解が深まります。
以上4つは、ピラミッドの上半分です。これは「インプット学習」になり、受動的な学びに分類されます。
5、グループディスカッション(50%)
→友達と話し合う活動の方が、自分が参加している分定着率が高いです。
(先生の話を聞くだけと比べると10倍の学習効果です。)
6、練習(75%)
→実際にやって見ることは、能動的であり学習として効果的です。
7、他の人に教える(90%)
→人に教えるには、自分がまず理解してなければいけません。さらに教えている最中に学びは深まっていきます。最も学習定着率が高いというのも納得です。
5〜7の3つは、アウトプット学習になり、インプット学習より定着率が格段に高いです。主体的・能動的なアクティブラーニングが、推進される理由がわかります。
以上が示されている内容ですが、これは決してパーセントが高い活動だけをやれというわけではありません。
学習内容によって、指導方法は変わりますので、1〜7までの活動を組み合わせて使って行くことが大事になると思います。
終わりに
今まで感覚で行っていた活動が、わかりやすく明示され、理論立てて組み立てることができるので、とても便利です。
よろしければ授業づくりの際に参考にしてください。
個人的にブログなどしております。よろしければご覧下さい。
ともはる先生の教師生活は崖っぷち
今までのEDUPEDIAへの投稿
コメント