公式を導き出す
円の面積の学習はそれまでの正方形・長方形・三角形・平行四辺形・台形・ひし形の面積の学習に比べると、やや難しいです。円は変形しても長方形にはなりません。面積は「1c㎡が何個並んでいるか」によって計算してきましたので、曲線がある円の面積をどうやって長方形に変形して公式「半径×半径×3.14」を導き出すのかが課題となります。
様々な方法があるのですが、円を等分して長方形に近づける方法が一番子どもたちにとっては理解しやすいのではないかと思います。円を等分すればするほど、できた扇形を下図のように組み合わせると長方形に近づいていきます。16等分でもけっこう長方形に近づいています。128等分ぐらいすると、ほぼ長方形になります。そうすると、長方形の縦の長さがほぼ半径、長方形の横の長さが円周の長さの半分になるので、
縦×横=半径×直径×3.14÷2=半径×半径×3.14
となり、円の面積の公式が導き出されます。

筆者の勤務校が使用する教科書(啓林館)には64等分まで図示されています。128等分を図示するのは難しそうです。64等分でほぼ長方形に見えますので、
「はい、ほとんど長方形になりましたね、だから面積の公式は・・・」
と、進めても構わないのですが、できれば子どもたちには手を動かして経験をさせてあげたいです。
画用紙を切って貼って・・・
そこで、2色の画用紙に16等分の円を印刷します。32等分にするかどうか迷いましたが、32等分にすると手先が器用でないと切って貼る作業がうまくいかず、かえって「円が長方形になるイメージ」を壊してしまいそうです。16等分で十分かと思います。
下の写真のように2色の半円を手にできるように、2人に青と黄色の円を渡して、半分に切らせて交換させました。

下の写真は一番上手に切って貼った子どもの作品ですが、ほとんどの子どもがまあまあ綺麗にできていました。

手を動かして実際に作らせてみてよかったと思います。下のリンクから16等分の円を印刷するファイルをダウンロードできます(一応、32等分も作っています)。

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