学力向上の秘訣~「ぐるみ」がつくる教育~①(陰山英男先生)

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作成者:Hayashi Miyajima (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

本記事は、2017年1月9日に開催された徹底反復研究会冬季セミナーin名進研小学校にて隂山英男先生の講演を編集したものです。
 アクティブラーニングの導入、英語の必修化など、様々な問題を抱える中、子どもたちの学力を伸ばすために教員が心掛けるべきことを紹介します。

後半はこちらからご覧ください。

2 そもそも「ぐるみ」とは?

地域ぐるみ、学校ぐるみ、クラスぐるみ、の「ぐるみ」です。現在では、福岡県の飯塚市で隂山メソッドが全市実践されており、良い環境になっています。私が兵庫県朝来市の山口小学校時代の話なのですが、一人ひとり実力のある実践家が揃う学校でしたが、それぞれの方向性が異なっていました。その結果、学年が変わった時に、児童も親も戸惑ってしまうことがあるため、学校組織全体として基本的な方向性を揃える必要性を感じました。

3 実践による成長

岡山県のとある小学校で、県内で学力テストが最下位という結果を受け、昨年の1月から実践を始めました。そうすると、次のテストでは、最も点数が上がりにくいと言われている算数Bの成績が全国平均に上がりました。6年生になると、百ます計算のタイムが1分を切っている子が増えています。実は百ます計算のタイムが2分を切っていると、小学6年生レベルまでのほぼすべての計算ならてきぱきと出来るようになります。このことを小5の段階で達成していると思考力・判断力・応用力に繋げていくことが出来ます。

基礎基本を大事にした上で、より高度な実践であるアクティブラーニングや、ICT活用、プログラミング技術などへ繋げることが出来ます。アクティブラーニングは重要だし推進していくべきだと思いますが、基礎基本が出来ていないまま高度な思考をすることは可能なのだろうか、という不安を持っています。

4 日本の教育の状況について

大学入試制度

大学入試改革により、今後は記述式の問題が増えてくると予想されます。とはいえ、今行われているセンター試験は実際はなくなりません。現段階では、高校卒業時に必修教科の到達度を図るテストになる予定です。今までは大学入試をする人のみ、センター試験を受ければよかったのですが、高校生全員が受ける必要が出てきます。

また、受験生が大幅に増えるため、CBT(Computer based testing)というコンピュータを使ってテストするものになります。PISAの結果が公表され、読解力が低いことが話題になりました。しかし実際に読解力が弱いのかというとそうではなく、コンピュータのテストになっていたため、コンピュータを見ながら解くことに慣れておらず点数が下がったとも言われています。このCBTの結果は、内申書と同様に各大学の個別入試の際の資料になります。今後、このCBTの持つ意味合いは非常に重要なものになります。

英語教育

英語が小学校でも週2時間の授業が導入されることが決まりましたが、どう授業時間を確保するのでしょうか。土曜日の授業復活は法的に難しい状況になっています。そこで、モジュール授業(45分授業を15分に分割するもの)が現実的に考えられる1つの案ですが、現場が対応することは難しいのが現状だと言えます。

具体的な方策

では、このような教育の現状でどのようにすれば良いのでしょうか。具体的な方策については、後半をご覧ください。

5 陰山先生の著書


基本的な隂山メソッドのエッセンスが書かれています。


具体的な授業のやり方などが基本的なことから書かれています。

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