教採体験談インタビュー 第2弾(Kさん・小学校) その2

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作成者:安藝 航 (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

第2弾の今回は、早稲田大学に在学中に教員採用試験に合格されたKさんに、教員採用試験の試験対策方法や、アドバイスについてお話を伺いました! この記事では、専門教養や面接対策などを中心にお話を聞きました。併せてこちらの記事もご覧ください。
教採体験談インタビュー 第2弾(Kさん・小学校) その1

2 専門教養について

どのような対策から始めましたか?

対策は大学3年生の10月から始めました。基本的には教職教養と一緒で、セサミノートを使って過去問を解いて出た問題に線を引いていました。やはりその県の傾向をつかむことが大事ですね。

やっておけば良かったことはありますか?

教職教養と違って、専門教養はセサミノートを使ってから過去問を解いたのですが、過去問から解いておけばよかったということです。

社会以外の5教科には苦手意識はありませんでしたが、音楽・図工・家庭科・体育を不安に感じていたので、その4科目を中心に勉強していました。特に音楽の楽典を苦手だと思って勉強していたのですが、実際には楽典の問題は全く出なくて、小学校で必ず学習する曲の楽譜を見て曲名を答える問題などが出されました。だからこそ、先に過去問を解いておくのは大事だと思いました。

東京都だけかもしれませんが、最近は理系教育が重視されている関係で、算数の配点が高かったため、算数はそれが苦手な人は早めに対策を行った方がいいと思います。

3 面接対策について

どのような対策から始めましたか?

対策を始めたのは大学4年の7月からです。7月というのは1次試験が終わってからですが、面接は人がいないとどうにもならないので、大学の教員就職指導室に行ってそこの先生と面接練習をしました。

対策にあたって意識したことはありますか?

練習の際に注意されたことですが、いきなり答えるのではなくまず返事をすることですね。一度自分自身の呼吸を整える意味でも大事ですし、質問を受けとめましたよ、というサインを出すためにも返事をしてから話し始めていました。

いろんなところで言われることとしては、質問に正対してしゃべること、あとはダラダラ喋らないことですね。例えば「~で困ったことはありましたか?」と聞かれたことに対して、「はい、あります」ぐらいで終わってもいいですね。それについて話してください、と向こうが聞いてくれます。一方的に話すだけでは印象に残りにくいので、会話をしたというところで印象付ける、というのは先生に言われて結構意識したかなと思います。

面談対策でやっておけばよかったことはありますか?

人がいないとできないことですので、練習は多くした方がいいですね。私は人に1対1で評価されることが苦手だったので、面接対策には正直行きたくないなと思いましたが、行かなきゃと思い行っていました。行けるかどうかの一歩ってとても大事ですね。面接練習をせずに形式や傾向がわからないまま本番を迎え、結果落ちてしまったという話も聞いたことがあるし、厳しいことを聞いてくる面接官も多いので、圧迫に慣れておいた方がいいかもしれません。

他には、勉強面を聞かれることもあり、単元指導計画の面接官は厳しかったので、対策をしておいた方がいいですね。あと、場面対応の対策では、聞かれることは大体一緒なので、引き出しを持っているかどうかが大事ですね。流れが決まっている対応も多いので、自分の中で流れを組み立てるために練習をしたり、場面指導対策の参考書を使ったり、一緒に受ける友達と問題を出し合ったりしてもいいかもしれません。

4 論文について

どのような対策から始めましたか?

対策は、大学3年生の1月から始めました。3月には大学からもらった2、3年分の過去問と、以前受けた人が本番でどんなことを書いたのかが載っている論文の手引きを使って、それを見ながらほとんど真似するような形で書いて、先生に出して添削してもらっていました。

内容面や形式面で意識したことは何ですか?

最初の段落はテーマに合わせて書かないといけないのでその場で考えざるを得ないですが、終わりの段落は前の段落を踏襲する必要があまりなく時間も短いので、書く内容は事前に決めていました。自分の中に決意や方策のテンプレートを作ると、軸ができるため面接でもそこを中心に話すことができました。

5 集団討論について

どのような対策から始めましたか?

集団討論は4年生の6月から対策を始めました。東京都は集団討論の試験は5人1組で行うため、人がいないとできなかったので、夏休みに対策会に参加しました。参考書には、集団討論で出る問題や気をつけるべきポイントが書かれていますが、私はそもそも集団討論のイメージがついていなかったのであまり参考になりませんでした。対策会に行ったことで、集団討論についてきちんと知ることができました。

集団討論についてアドバイスをお願いします。

何かしらの形で集団討論の流れを知った方が良いですね。以前受けた人に模擬集団討論を行ってもらうのもいいと思います。

私は、集団討論で方策を話し合うことに何の意味があるのだろうと考えてしまって、先生に相談したことがありました。相談したことで、方策について話し合うのが目的なのではなく、そこからどういう子どもを育てたいか伝えるということが重要な目的とわかりました。その目的意識を大事にしたいと思ったときに、自分の中で何を重点的に話し合えばいいのかという流れをつかむことができました。だからこそ、ただ話し合うのではなく、目的や何がしたいのかを意識しながら練習するといいと思います。

6 全体について

教員採用試験対策のイベントには参加されましたか?

はい。私は外部のイベントにあまり参加しませんでしたが、2回ほど大学主催で過去問から抜粋したプリントが配られて解説してもらえる授業形式の教員就職指導会に行きました。あとは、面接の練習会では面接の練習をしてもらいました。

教育実習期間の教員採用試験の勉強の仕方を教えてください。

実習のことしかできませんでした。教育実習の日程は事前に分かっているわけですから、教育実習前に勉強を終わらせておくといいかもしれません。

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8 編集後記

相手がいないとできない科目に関しては対策がしにくい一方、対策することで他の受験者と差をつけることにもなるのではないかと思いました。

(EDUPEDIA編集部 安藝 航)

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