アクティブラーニング入門① ・・・「外化」のメリット
目次
1 インフォームドコンセントの意義
インフォームドコンセントは、単に説明するだけではなく、医師と患者の間に、治療すべき問題点をおいて、「協力してやっつけちゃいましょうね。そのためには・・・」と作戦会議することだと思います。つまり、問題解決の外化です。
この外化が、アクティブラーニングにはとても大事だと思います。考えがまとまらないとき、ノートに書いてみるとか、誰かとディスカッションすることは、典型的な外化です。たとえ誰かにアドバイスをもらえなくても、アウトプットしただけで考えがまとまってくるというのは、外化の最大のメリットでしょう。
2 脳の仕組みと外化
人間の脳は、全くロジカルではありません。情報や感情やその他いろいろな物が流れ、ぶつかり、潜り込み、浮き出し、混沌としています。だから忘れたり、思い出したり、そしてひらめいたりします。そんなすてきな器官です。
しかし、残念ながらロジカルではありません。そこで人間は考えをロジカルにする方法を編み出しました。それが、話す、書く、発表することです。
ロジカルに考えたことを分かりやすく表現する、のではなく、表現すること自体がロジカル化そのものだと考えるべきだと思います。
3 思考力を伸ばすために欠かせないこと
思考力を伸ばそうとしたら、ロジカルトレーニングが欠かせません。ということは、頭で考えているだけではダメだということであり、どうしてもアクティブな学びが必要になってくるわけです。
次回アクティブラーニング入門予告
★アクティブ・ラーニングと“競争”の関係
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