あまりのある割り算100問

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作成者: 大造 (Edupedia編集部)さん

1 56÷7


あまりの出ないわり算は「わられる数」と「わる数」かけ算の商から直感的に答えを思いつくことができ、九九ができる子供にとっては比較的楽にできるけいさんです。「7の段で56になるのは何?」を考えるだけです。

== 45÷6

これに対して、あまりのあるわり算は一旦、「わられる数」を見た後、「わる数」の九九の段の中で「わられる数」に最も近く、かつ「わられる数」を超えないものを探さなくてはなりません。「6の段で45にちかいのは42と48、48は45よりも大きいからダメ」となります。

2 52÷9


さらに、上の計算では、十の位「5」から「54」をイメージしては54÷9=6と、あやまった商をたてて間違うケースがあります。しかも、正しい商「5」をたてても、あまりを出す際に繰り下がりのある52−45をしなくてはいけませんので、子供にとって負担が大きいです。

3 ちょうど100問


実は、52÷9といった九九の答えの範囲でできている「繰り下がりのあるあまりのあるわり算」は、なぜかちょうど100問です。子供たちは繰り下がりのあるひき算が苦手ですから、これを繰り返し練習させるととてもよい学習機会になります


* こちら↓をダウンロードしてみてください
1~3年の計算プリント.xlsm

方法


授業が進み、ある程度できるようになったら、50問のプリントを与えてしまっていいと思います。100問については、子供の実力を見て、集中力が続きそうな集団であれば挑戦させてみてもいいと思います。ちなみに、百ます計算の陰山氏は100問テストをガンガンやらせて驚くべきスピードをつけています。

プリントについては、陰山氏は「同じもので構わない」というか、むしろ「同じものをやらせた方がいい」と語られています。

私は、4パターンのプリントをすることにしています。

できれば教師が進行


できれば算数の時間に教師の進行によって行いたいところですが、時間的な余裕がない場合は、朝の学習の時間などでやればいいと思います。教師が職員の打ち合わせがある場合、見回りの教師を配当しておいた方がいいかもしれません。私は教師が進行するようにしています。

タイマービデオの作成


子どもたちに進行させるとどうしても緊張感が保てません。市販の大型タイマーはけっこうな値段(5000円ぐらい)しますので、予算に余裕があれば購入しましょう。予算がなければ、タイマービデオを作ってしまいましょう。ビデオカメラに1秒ごとにカウントアップされるタイマー(コンピュータソフトでたくさんあります)を録画してDVDに焼いてしまえば出来上がりです。こうしたツールがあれば、時間制限を設けてただ漫然と問題をするのではなく、集中して取り組ませます。

1. 教師(係)がプリントを配る。最後にプリントを受け取った人が名前を書けたら準備OKとみなす。
2. 教師(係)の「ようい、スタート!」でタイマー(ビデオ再生)開始。子どもたちも一斉に開始。
3. 早くできた児童は、できたときにタイマーを見て、完了時間をプリントに記録
4. 早くできた児童がタイマーが制限時間(例えば3分)になるのを見ておく。制限時間になったところで「ストップ!」。
5. 解答を読み上げて全員で答え合わせ。1問にひとつの丸ではなく、5問ずつ読み上げて5問でひとつの丸ぐらいでいいと思います。
6. 記録用紙に記録。50問できなかった子供は点数を記録。50問できた子供は時間を記録しておく。

この流れでほぼ10分程度の学習です。短時間なので子供も負担に感じることがなく、集中できます。時間が足りずに残りが出た場合は宿題にするなり、時間を見つけてするなり、ルールを決めてやらせてあげればよいと思います。私は残りはやらせない主義です。残りをやらされるのはあまり面白くないし、答え合わせに時間もとられるし、やっているかどうかをチェックするのも面倒です。
プリントは一応集めます。集めてざっとチェックしておきます。無茶苦茶にやっている子供がいないかをチェックしておかないと、サボる子供が出てくるからです。プリントは子供に返す時間がもったいないので、紙ごみとして捨てます。私はこの手のプリントは紙がもったいないので裏紙(印刷失敗の用紙)に印刷するようにしています。節目の時(最後とか中間とか)だけ白い紙に刷って、ゴージャスな感じを演出します。

記録を撮っておくことが大事です。15~20回ぐらい実施すれば、記録はどんどん伸びていきます。自分の記録との闘いなので、伸びたときに個人ない評価として存分に褒めてあげることができます。

全員分の記録(1回目、10回目、20回目あたりの記録)をエクセルに入力して、グラフ化でもしてみてください。時間を計ることと、記録をとることによって子供たちの集中力が増し、全体が大きく成長していることが分かると思います。1回目の時には10問程度しかできなかった子供でも、15回目には50点満点を取れるようになるなど、飛躍的な伸びをする子供が続出します。

3年生の単元ですが、3年生でやった経験がないのであれば、4~6年生で実施しても十分に意義のある取り組みです。是非お試しください。

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