ALL ENGLISH?
ALT(外国語授業の補助を行う外国語指導助手(Assistant of Language Teacher)の略称)を迎えて授業をする場合、あるいは自分でオールイングリッシュに近い状況で授業をしたい場合、本当に子供が英語を理解しているかどうかについて、配慮が必要ではないかと私は思っています。
オールイングリッシュでぐいぐい引っ張る授業を推奨する意見もありますが、長文になってしまった場合には、分からない子供には分かりません。また、教師側にオールイングリッシュで押し通せるだけの腕前と教材研究の時間がない場合は、かえって悪い結果を招くかもしれません。私は時と場合によっては、翻訳したり日本語を挟めばいいと思います。
和訳や日本語を挟んで少しずつ慣らしながら、大半が理解ができるようになったところは英語だけで通すようにするのも一つのやりかたではないでしょうか。
オールイングリッシュに対する賛否は分かれていますので、そのあたりはネット検索でも結構書かれているので検索をしてみてください。
翻訳の仕方
翻訳の仕方ですが、できれば全文やピリオドまでを聞かせた後に訳を挟むのではなく、ある程度の区切り、できれば日本語の文節(「ね」をつけて意味が通る区切り)くらいを目安に区切ってあげるといいと思います。
例えば、
“I live in Yokohama.I come here on a train from my house. ”
であれば、
“I live 私は住んでいます in Yokohama 横浜に.I come 私は来ています here ここに on a train 電車で from my house 私の家から. ”
ぐらいに切って訳すといいと思います。英語の語順と日本語の語順は違っていますが、日本人に日本の語順が違った訳を言っても通じますので、文法を知らない小学生にとっては、英語の語順に沿って、短い単位で訳をつけてあげた方が理解が進むと思います。
自分で自分の英語を訳す時は、このようにすればいいですし、ALTと絡むのであれば、ALTにこの主旨を告げて、訳が挟めるようにゆっくりしゃべってもらうといいと思います。
もちろん、慣れてきた部分についてはONLY ENGLISH で行けばいいと思います。何事も、バランスが大事だと思います。
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