アサーティブにお願いします!


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円滑なコミュニケーション

子ども達は日常生活の中で、仲良く遊び、困惑し、喧嘩をし、そして仲直りしながら「コミュニケーション能力」を培っていきます。子ども達はコミュニケーション能力が未熟なために失敗もたくさんします。失敗しながら学んでいけばいいのですが、無用の衝突・トラブルを上手に避ける術は学校でも教えてあげておくと、学級経営もうまくいくかもしれません。

子ども達が円滑にコミュニケーションができるようにするために、数年前からアサーティブコミュニケーション(アサーション)といったスキルが授業にも取り入れられるようになってきました。「自分も相手も大切にした自己表現」を考え、日常生活に取り入れられるようになることが目標です。

以下は、授業で配布したプリントの内容です。ワード形式で添付しています↓。また、PPTでプレゼン用のファイルも作成していますので、お使いください。

児童用プリント(ワード)

プレゼン用資料(パワーポイント)

プレゼン用資料(JPEG)

ケーススタディーを3つ用意しました。この他にもいろいろな場面が考えられますので、子供の実態に即して場面を設定して見てください。

1時間で3つのケースを全部子供に考えさせる方法で扱う事は難しいので、1つめ「割り込み」を例にとって子どもを使いながら説明していくといいと思います。子どもに演技させながら、具体的なタイプ1~3の典型を見せてあげると盛り上がります。

あまりタイプ1を強調すると子ども達がおもしろがって興奮しておふざけになってしまうので、やや抑え気味に…。

3つのタイプ

何か意見が食いちがったり、こまった場面にでくわしてしまったりした時に、人は、次の3つのタイプに分かれて自分の気持ちを表すと言われます。

タイプ 1 : 攻撃的(こうげきてき)な話し方(気持ちの表し方)
→ 自分は大切にするが,相手を大切にしない話し方(気持ちの表し方)。

タイプ 2 : 非主張的(ひしゅちょうてき:ノン・アサーティブ)な話し方(気持ちの表し方)
→ 相手は大切にするが,自分を大切にしない話し方(気持ちの表し方)。つまり、自分ががまんしてしまうというタイプです。

タイプ 3 : アサーティブな話し方(気持ちの表し方)
→ 自分も相手も大切にした話し方(気持ちの表し方)。

「あなたもOK私もOK」

3つのケース

さて、次の3つのケースに出くわしたら、あなたならどうしますか??
アサーティブにお願いしますよ!

ケース 1
 
ゴールデンウィーク、遊園地でかんらん車に乗るために、長い時間、長い列に並んでいました。もう、30分も待っています。少しずつ前に進んでいって、やっとあと5分くらい待てば乗れそうな所まで来ました。そこに、3人家族が私たちのすぐ前にわりこんできたのです。3人家族はニコニコしていますが、お父さんはおこらせるとちょっとこわそうな人です。
 私たちの後ろにならんでいる人たちも、とってもめいわくそうにしているんだけど・・・

ケース 2

 大のなかよしの○○君(ちゃん)と公園で2人で遊ぶやくそくをしました。○○君は習い事でいそがしいので、2人で遊ぶのは久しぶりです。○○君はやさしくておとなしい人で、2人でブランコをして楽しく遊んでいました。
すると、●●君がやってきて、「ぼくも仲間に入れて—!」「サッカーしようよ!」と、しつこく言ってきました。●●君は少し乱暴(らんぼう)なところがあるので、○○君は●●君が苦手だと思います。

ケース 3

○○ちゃんの家にしょうたいされて、◎◎ちゃんと私はばんご飯をいただくことになりました。○○ちゃんと○○ちゃんのお父さんとお母さん、お兄さんがいっしょです。楽しみにして行ったのですが、なんと、自分の大嫌いな××と、×××がデーンとお皿に盛られています。

○○ちゃんの家族はみんなまじめそうだし、特にお父さんはきびしそう。なんと、◎◎ちゃんの方を見ると、どのお料理もだいこうぶつらしくて、「おいしい、おいしい、○○ちゃんのお母さん、お料理じょうずーー」と言いながら、パクパク食べています。お母さんは、「おいしいでしょーーーう、あなたもたくさん食べてね」と、私の気も知らずに××と×××をすすめてきます。どうしよう・・・・

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ワークショップ形式で子ども同士に役割分担をして評価のし合いをする、自己評価させるなども面白いと思います。

授業の後で子ども達がアサーティブでない攻撃的な表現をした時には、「アサーティブにお願いします」と、声をかけてあげましょう。

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