1 はじめに
この記事は、特別支援教育わくわく教材(http://kyozaisupport.com/index.html)をもとに作成しています。
かけ算の仕組みややり方は、九九の暗記や文字だけでは理解するのが難しい子どもとってつまずくポイントのひとつです。視覚教材を使って、かけ算の理解を支援します。
下記リンク先も、九九の暗礁を強力にサポートする教材なので、是非ご参照ください。
九九の暗唱が苦手な子供をサポートするプリント ~ゆっくり楽に確実に【教材】
かけ算プリントとは
2年生で習うかけ算のプリントを作成しました。教科書や市販のドリルはいろいろな問題が凝縮されていて、特別支援の対象の子どもの中には、混乱してしまう子が出てくることも考えられます。シンプルな方が分かりやすい子どものために、プリント学習をお勧めします。
かけ算プリントの効用
●プリントだけ机の上におくので、すっきりと学習できます。
●同じパターンの問題をすることで、自立課題となります。
●自分でできることで自信を持つことができます。
●プリント学習を行っているうちにかけ算の意味が理解できます。
●(かけられる数)×(かける数)=(答え)という仕組みがわかってきます。
●イラストの色が鮮やかなので、楽しみながら学習できます。
●学年を2と表示しないことで、どの学年の子どもも取り組めます。
(学年を書いてしまうと、こだわりのある子ども、プライドを持っている子どもは拒否する場合があります。)
2 教材の特徴
かけ算九九の学習で、絵を見ながら行う視覚支援の学習教材です。
3 教材の作り方
B4横に印刷して、そのままお使いください。
(モノクロコピーではなく、カラー印刷したものをお使いになることをお勧めします。)
4 教材を使ってみて
学年を2年と表示しないことで,どの学年の子どもも取り組めます。2年以上の学年の子どもにかけ算の意味を理解させたり、(かけられる数)×(かける数)=(答え)という仕組みを確認したりする際にも役に立ちました。
5 教材ダウンロード
段別かけ算プリント教材です。ダウンロードしてご利用ください。
かけ算の理解
イラストを使ってかけ算の理解を促します。
プリント例:2のだん
かけ算の式を立てて、解く。
かけ算の仕組みが理解できたら、式を立ててみましょう。
プリント教材例:3のだん
<2のだん>
<3のだん>
<4のだん>
<5のだん>
<6のだん>
<7のだん>
<8のだん>
<9のだん>
6 編集後記
かけ算の学習は九九の暗記が中心になりがちで、具体的な数字をあてはめられると、かける数とかけられる数の意味が混乱してしまう子どももいると思います。図を使ったプリントで丁寧に学習を進めていくことで、数の混乱を少しでも減らし、スムーズにかけ算の学習に取り組むことができるかもしれません。ぜひご利用ください。
(文責・編集:EDUPEDIA編集部)
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