大造じいさんとガンの第1時である。物語を読み聞かせて、感想を書かせるなかから、子どもたちの意識をさぐった。
どんなところが心に残りましたか。感想を書きましょう。
子どもたちの感想を大まかに分類してみると、次の3つのようにわけられた。
<残雪の勇敢さ> <残雪の賢さ> <大造じいさんの優しさ> である。
- 仲間を救った残雪の勇敢さ 22人
- 大造じいさんの罠にかからない残雪の賢さ 4人
- 大造じいさんの優しさ 11人
目次
1 子どもたちの感想の一部
大造じいさんは「おれはひきょうなやり方でやっつけたかあないぞ」と言っているので、じいさんはただ残雪をつかまえたいだけじゃなくて、残雪たちと戦いたいと思っていると思う。特にガンの中でも残雪は強い、ガンの英雄だからひきょうなことをして捕まえたくないと思う。 (R.I)
ぼくが一番心に残った場面は残雪がハヤブサと戦ったところだ。仲間を守るためにハヤブサと戦う残雪はえらい。けがまでして仲間を守りたかったのだろう。大造じいさんもなぜあのとき残雪をうたなかったのだろう。そういうところをもっと勉強したい。 (J.O)
残雪はえらい。だって仲間のために戦うなんて。しかもハヤブサが相手。大きな傷を負いながらよくやったよ。ぼくがもしガンだったら真っ先に逃げちゃうよ (K.Y)
一番心に残ったのはまた戦うってところがよかった。また残雪と戦うことを楽しみにしている。長いつきあいだから別れがつらかったと思ったけどまた会えると思う。(Y.I)
子どもたちの感想の中に多かったのは、「大造じいさんはやさしい人だ」というものだった。そこで大造じいさんの人柄について学習することにした。
出典:シリウス/静岡教育サークル http://homepage1.nifty.com/moritake/index.htm
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