1 はじめに
本記事は、平成29年1月29日に行われた「新しい学びプロジェクト平成28年度報告会」(主催「新しい学びプロジェクト」研究協議会/東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)における、社会科部会の実践報告の資料をもとに作成しています。
報告者は、福岡県飯塚市立飯塚小学校の桑岡貴志先生です。
*飯塚小学校は、東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)と連携し、「新しい学びプロジェクト」という「協調学習」を引き起こす授業づくりのための研究連携事業を推進しています。
知識構成型ジグソー法やCoREFの詳細は、こちらを参照して下さい。
2 授業案
3 本時の展開
【導入7分】
【エキスパート活動:8分】
資料をもとに、課題の答えを出すための飯塚市の取組について考えます。同じ資料を読み合うグループを作り、その資料に書かれた内容や意味を話し合い、グループで理解を深めます。
【ジグソー活動:15分】
課題に対する答えを話し合い、班でまとめます。違う資料を読んだ人が一人ずついる新しいグループに組み替え、エキスパート活動でわかってきた内容を説明し合います。他のメンバーから他の資料についての説明を聞き、自分が担当した資料との関連を考える中で、理解を深めていきます。
【クロストーク:8分】
各班の考えを聴き合います。お互いの答えと根拠を検討し、その違いを通して、一人ひとりが自分なりのまとめ方を吟味するチャンスが得られ、一人ひとりが納得する過程が生まれます。
【まとめ:7分】
課題について考えた答えを各自でワークシートに説明を書きます。
4 授業者の振り返り
授業の成果
児童の学習の評価(授業前後の変化)
エキスパート活動
ジグソー活動
課題
エキスパート活動
○資料の精選
ジグソー活動
○対話が進んでいないグループへの机間指導
○ホワイトボードを渡すタイミング
○補助資料の提示
クロストーク
・ジグソー活動で出てきた考えをどのように抽出して全体で交流させるのか
課題提示
5 関連資料
◎飯塚市・飯塚小学校の記事
⇒21世紀の社会と教育を考える~入試、働き方、職業が変わる~(平成28年度 飯塚市学力向上フォーラム)
⇒「流れる水の働き」5年理科でジグソー学習(新しい学びプロジェクト 飯塚小学校)
◎東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)の記事
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