「おひたしorて+あ」 ~理想的な指導

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叱ることは難しいです。


人を育てることは難しいです。時には叱り、時には怒り、時には褒めて・・・成長を促し、促し、辛抱して育てなければなりません。「叱る」シリーズは充実しています。下記リンク先を是非ご覧ください。
叱るなら、早い時点で
叱ることは難しい
怒鳴る(脅す)は三流?
叱る側の姿勢
教師の叱る力を高める

職員(同僚)を見ていると、叱られ慣れていないんだなあと思う事がよくあります。若い世代の教師(23歳~38歳ぐらい?)は自分が育てた子供の世代です。直接、児童として育てたわけでもない教師ではなくても、興味はあるしシンパシーもあります。自分が育てた世代といっしょにその次の世代に向けて仕事ができる事は実に幸せだと思っています。
・・・若い世代といると、思わず吹き出してしまうことが結構あります。ちょっと「微妙」な言動が可笑しいです。
若い教員から、最近、2人続けてこう宣言されました。
「僕って褒められて伸びるタイプなんですよ」
いったい何のアピールなのでしょうか。そもそも、そんなに怒ったことないのだけれど。
そんなに褒めたこともなかったけどさ(笑)。
そんな時には、「ゆとりかっ!」「さとりか!」と、ツッコミを入れています(笑)。

怒ることは必要ですが…


時には怒ることも必要です。生身の感情を相手に伝えなければならない時もあります。「危険or非人道的」な「行動や考え」は即座に否定すべき場面であるでしょう。しかし、腕のある指導者はそれほど怒ることや否定することをせずに人を育てることができます。怒って怒鳴るばかりで、びくびくさせながら育てるのはどうかと思います。その方針を示した言葉が、「おひたし」です。原型は「おひたし」だそうで、語呂合わせの良い言葉ですが、それに無理やり「orて+あ」をくっつけてみました。それぞれ、何を示しているかと言うと

お=「怒らない」
ひ=「否定しない」
た=「助ける」
し=「指示する」
て=「提案する」
あ=「相手の事を思って指導する」

です。「しorて」の部分が「指示or提案」です(ちょっと分かりづらいですか・・・)。なかなか難しい指導法かもしれませんが、これを意識して指導に当たることができれば、建設的な教育ができるかもしれません。私も日々気をつけて指導に当たろうと思います。

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