スーパーマーケットの買い物に関して生まれた疑問について班ごと話し合いを進めてきた。答えの出たもの・わからないもの、いろいろだった。そこで、見学前に問題を整理した。
班ごとに勉強した問題から「質問しないとわからない問題」「答えは出たけれど自信のない問題」のように選んで書き出してみよう。
子どもたちは次のように分類した。
〈質問しないとわからない問題〉
- なぜ安い物を固めておくのだろう。
- 品物を朝何時ころ仕入れるのか。
- 店の人は何人いるだろう。
- なぜ賞味の字は小さいのだろうか。
- なぜわざわざ朝早く仕入れに行くのか。
- お店の品物は何種類くらいあるか。
- 値段はだれが決めるのですか。
〈答えは出たけれど自信のない問題〉
- 扉の向こう側には何があるだろう。
- なぜセールを作るのか。セールにはどんなセールがあるだろうか。
すべての班で出されていた自信のない問題に〈扉の向こう側〉があった。そこで
とバックヤードについて考えてみた。
- 試食コーナーで食べるもの。
- 何か作っている
- 品物を置いている
- 大切な材料やキッチン
- ダンボール
- トラックで運んでくるところ
- 勉強(事務作業)する所
子どもたちの考えは大きく分けて〈食べること〉〈食べる以外のこと〉の二種類だったので、ここでは食べることについて取り上げ考えてみた。
〈食べること〉はもっと詳しく言うと何をしているのか。
- 魚を切ったり肉とかを焼いたりしている。
- シールを貼ったりラップを巻いている。
- 値段をつけたり立て札をつけている。
- 何か料理とか作っている。
いろいろな作業をしている様子が出てきた。そこで
どうして扉の向こうで隠れて仕事をしているのだろう。中でやってはいけないだろうか。
この問いに対しては全員が〈やってはいけない〉であった。理由は
- 売り場の中でやると迷惑になるから。
- 魚の血が飛び散るから。
- 魚は血がいっぱい出る。
- 火を使うとお客さんが火傷しちゃう。
- 買う人の邪魔になってしまうから。
- ダンボールを置いておくと邪魔になるから。
こうして予想したあとでスーパーマーケットの見学に出かけた。
出典:シリウス/静岡教育サークル http://homepage1.nifty.com/moritake/index.htm
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